VRを製造業で活用する事例が増えてきておりますが、大きく2つの理由があると考えられます。

なぜ、製造業がVRを導入するのか？

1.人手不足/業務効率化

日本では労働人口が減っているため、同じ人数や少人数で効率よく現場対応をしていくことが大切です。

VRだけではありませんが、DX化を危機感を持って進めている企業が増えています。

2.新型コロナウイルスの影響

製造業の技術力や設備などは、実際に現場に来ていただいて見てもらうことで相手に伝わると思いますが、新型コロナウイルスの蔓延から人の移動が減り、オンラインでも営業活動ができる方法を探している企業も増えました。

製造業がVRを活用するメリット

研修・採用の効率化

職人の技術継承など難しい技術だと習得に10年かかるものもありますが、人手不足の中だと少しでも短い時間で習得してほしいと感じると思います。

知識などの基本部分はVRで体験をして実践は職人から教えてもらうなど、切り分けて考えるとことで研修コストの負担を減らすことができます。

また、研修でVRを活用したり、現場をVRを活用してPRしたりすることで、学生側の興味を引くツールとしてもご活用いただけます。

安全研修によるリスクの軽減

安全研修は日常的に行なっていると思いますが、より危機感を伝えたいという場合にVRの活用を考える企業も多いです。

事故は起きてからでは取り返しがつきませんが、働く人も慣れてくると紙や写真で説明されても自分ごととして考えなくなる可能性があります。

VRの活用で、実際の製造現場を再現することも危険度をシミュレーションするコンテンツも体験することができます。

営業ツールとしての活用

Zoomなどオンラインで営業する場面が増えて、自社の強みの現場を見てもらえる機会が減ったと感じている企業も多いと思います。


VRの技術を使うことで、ホームページ上で工場を歩いている感覚が味わえますし、営業の方が商談先でタブレットやパソコン画面に表示して説明することで相手の理解度も大きく変わります。

▶︎▶︎参考記事：VRやストリートビューを製造業に導入するメリットとは？活用事例9選