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福祉・介護業界でのVR活用事例5選!体験や研修に効果的

現在、日本では高齢化が進んでおり「福祉」「介護」への理解は、以前よりも重要なものであるという認識が広がっています。

そんな「福祉」「介護」ですが、VRを活用することで要介護者やその家族、また介護・福祉業界で働く方々にとってさまざまな効果が期待できます。

「福祉・介護業界でVRを使うとどんな効果が期待できるの?」
「実際の活用事例を見てみたい」

この記事では、福祉・介護業界にVRを導入する効果や活用事例をご紹介していきます。VRの活用を検討している方はぜひ、参考にしてください。

1.福祉・介護業界にVRを導入する効果とは?

福祉・介護業界にVRを導入する効果は3つあります。

  1. 要介護者への理解と共感
  2. スタッフのトレーニング・育成に役立つ
  3. リハビリ・レクリエーションの幅が広がる

1-1.要介護者への理解と共感

相手を理解し、共感できれば、相手の立場を考えながらコミュニケーションができるようになるため、お互いにより良い関係を築くことができます。しかし「理解し、共感する」というのは、なかなか簡単なことではありません。

そこでVRを活用して要介護者の立場を疑似体験することで、どんな想いや苦労を感じているのか理解し、共感することができます。

これはケアをするスタッフはもちろん、福祉・介護に直接関係のない方々に対しても効果的です。

例えば、要介護者の家族が体験することで家庭でのサポートを振り返る機会になったり、介護施設を建設する際に利用者目線を体験することで、より良い環境づくりなどにも役立てることができます。

1-2.スタッフのトレーニング・育成に役立つ

2つ目の効果として「スタッフのトレーニング・育成に役立つ」という点が挙げられます。

基本的にトレーニング・育成をするには、トレーナーが必要となります。しかし、介護・福祉業界の課題といえば深刻な「人手不足」。
そこでVRを活用することで、映像を見ながらまるで先輩に教わっているかのように研修をすることができ、実践的にノウハウを学ぶことができます。

またスタッフの目線だけではなく、要介護者の視点も学ぶことができるので、これまで以上に人に寄り添ったケアを意識づけることも可能です。

1-3.要介護者のリハビリ・レクリエーションの幅が広がる

スタッフの皆さんは、施設利用者一人ひとりに合ったリハビリやレクリエーションを提供したいと考えるのではないでしょうか。そんな時にもVRコンテンツは役立ちます。

仮想空間を上手く活用しながら楽しんでリハビリができたり、外出が困難な方でもリフレッシュできるようなコンテンツも体験できるのです。

2.福祉・介護業界のVR活用事例|認知症や難聴体験も

福祉・介護業界で実際にVRが活用されている事例をご紹介します。

  1. 認知症の理解に「認知症体験」
  2. 聞こえにくい世界を体験「VR難聴体験」
  3. リハビリを加速させる「旅行体験」

2-1.認知症の理解に「認知症体験」

認知症の症状は「物忘れ」だけではありません。人それぞれ様々な症状があります。様々な症状から起きる、日常生活を送る上での”困難さ”を実話をもとに再現しているコンテンツが数多くあります。

実際に認知症の方の立場を疑似体験することで、街中や電車の中、家族との会話の中など様々な場面で、認知症の方々がいまどんな状況にあるのか(何を求めているのか、どんな気持ちなのか)ということが想像できるようになります。気持ちを理解し、人として寄り添えるような、より良いケアにつなげることができそうですね。

▶︎▶︎VR認知症プロジェクト公式サイトはこちら

2-2.聞こえにくい世界を体験「VR難聴体験」

Deaf VRは聴覚障害についての理解を深めるために開発されたプログラムです。難聴体験会でよく行われる、耳栓やイヤーマフで耳穴をふさぐようなものは実際の難聴の方の聞こえ方とは明らかに違うそう。というのも、難聴者は聞き取りにくい周波数の音があったり、様々な音を取捨選択できなかったり…。単に聞こえないだけではないんです。

そこで、VRを用いて道路や、カフェ、食卓など様々なシーンで難聴の方がどのように聞こえているのか、どんな不自由さを抱えていてどんな気持ちなのかということを疑似体験できるのがこのプログラムです。
聴覚障害だからと言って、耳元で大きな声で話せばいいというわけではありません。それぞれの人がどのように感じているのか、どのように聞こえているのか、しっかりと理解しようとすることが大切です。このように他者の視点を疑似体験できるのは、VRの大きな強みですね。

▶︎▶︎(開発元)株式会社シー・エヌ・エスHPはこちら

2-3.リハビリを加速させる「旅行体験」

実際にこちらのプロジェクトを立ち上げた、登嶋 健太 さんはクラウドファンディングのページで、以下のように綴っています。

要介護者の多くが「身体が不自由になったらどこへも行けない」と諦めていることに気がつきました。外出困難な高齢者に世界一周旅行を体験していただき、外にいる喜びを再び感じてほしい。「行ってみたい!」と感じてもらうことで単調で辛いリハビリを続けるモチベーションを高めたい。
– [引用元] READRFOR

リハビリに励む方々に、海外旅行体験を届けたり、故郷に帰るような体験「VR里帰り」も実現しているそう。VRではなく自分の足で現地に行き、自分の目で、自分の耳で、現地を感じたい。
そんな希望を与え、リハビリへのモチベーションを上げてくれるようなサービスです。

▶︎▶︎プロジェクト紹介ページはこちら

3.VRで介護を体験できる?

介護というのは、どうしても「大変」というイメージがありますよね。

しかし実際の介護はどのようなものか、あまり知らない方も多いのではないでしょうか。実はVRを用いることで介護を体験し、知ることができるのです。

そしてこのようなコンテンツは、介護士を目指す方や新人教育にも活用することができます。

ここではVRで介護を体験できるサービス・コンテンツをご紹介します。

  1. 現場を体験「ケアブル」(2021年6月30日をもってサービス終了)
  2. 介護福祉士の仕事を体験「VR介護福祉士体験」

3-1.現場を体験「ケアブル」

こちらは、株式会社ジョリーグッドが提供する「ケアブル」というサービス。『第16回 日本e-Learning大賞』において最優秀賞となる「大賞」を受賞しました。こちらの「ケアブル」は、介護の現場で起こりうる様々なシーンを、介護スタッフと被介護者の両方を当事者目線で体験することができる介護研修VRサービス。

いま、どの施設や福祉団体も深刻な人手不足に悩んでいます。そして初任者が入ってきたとしても、日々の業務は変わらず行わなければなりません。そういった中、初任者への十分な研修の機会を確保することは大変困難です。
そこでVRを活用することで、先輩スタッフがいない時間もVRでの予習・復習や疑似体験を通して、現場力を培うことができるのです。こういった対人サービスでは、教科書的な知識よりも現場の経験が重視されることが多いので、リアルな雰囲気を疑似体験できるVRは、現場力を高めるための研修との親和性が高いです。

※「ケアブル」は2021年6月30日をもってサービスを終了しています。

▶︎▶︎ケアブル公式サイトはこちら

3-2.介護福祉士の仕事を体験「VR介護福祉士体験」

介護士が普段どんな仕事をしているのか、どのように被介護者と接しているのか、こうして疑似体験をすると介護の現場に対して持っていたイメージが少し変わるかもしれませんね。
また、介護の現場では離職の問題も深刻。介護を志す前の段階でリアルな現場を広く知ってもらうということはミスマッチを防ぐ上でも大切です。

こういった業界では、想いを持って働いている方がたくさんいたり、仕事のやりがいに繫がる素敵なシーンがあります。イメージが先行しがちではありますが、VRによって多くの人にリアルな姿が届くことを願っています。

4.まとめ

この記事では、福祉・介護業界がVRを導入する効果や活用事例をご紹介してきました。

福祉業界にVRを導入することで、「福祉」・「介護」の形を少しづつ良い方向へと変えることができるかもしれませんね。

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