- 2023/04/06
- 2024/04/11
温泉・旅館のバーチャルツアー活用事例まとめ【メリットも紹介】
近年、新型コロナウイルスの影響により、旅行業界は大きな打撃を受けています。
そんな中、温泉・旅館の空間やサービスの魅力を訴求するWebコンテンツとして「バーチャルツアー」が注目を集めています。
本記事では、温泉・旅館でバーチャルツアーを活用するメリットや事例をご紹介します。
「施設の魅力をオンライン上でどのように伝えれば良いか悩んでいる」
「集客力を上げるためのWeb施策を検討したい」
このようにお考えの方はぜひご一読ください。
目次
1.バーチャルツアーとは
▶︎▶︎国立印刷局様 バーチャルツアー事例
バーチャルツアーは、360°の静止画を視聴しながら、移動できるVRコンテンツです。
バーチャルツアーには大きく2種類の制作方法があり、実際の施設や場所を専用器材を使い、360°撮影して制作するタイプと、現実にはない空間を3DCGで制作するタイプがあります。
操作方法は、皆さんが馴染みのあるものだと「Googleストリートビュー（インドアビュー）」のイメージに近く、進みたい方向へクリックやタップをすると、画面が移動。まるで歩いているかのような体験ができるのが特徴です。
またバーチャルツアーは、移動だけでなく、動画や画像・テキストを表示させることもできます。オンラインとオフラインの融合のような、Web上だからこその表現がかないます。
2.温泉・旅館でバーチャルツアーを活用するメリット
続いて、温泉・旅館でバーチャルツアーを活用するメリットをご紹介します。
- 宿泊前の不安解消につながる
- 満足度の向上が期待できる
- インバウンド向けツールにもなる
- ブライダル向けプロモーションにも活用できる
2-1.宿泊前の不安解消につながる
客室や風呂などの施設内の様子を360°公開することで、ユーザーは宿泊先を検討する段階で、現地の雰囲気はもちろん、そこから見える景色まで確認することができます。
インターネットの旅行サイトやSNSを通じて宿探しの情報収集をする上で、ユーザーは口コミをはじめとしたリアルな情報を求めています。バーチャルツアーで現地の雰囲気を伝えることで、見込み顧客の不安を解消することができ、検討時間の短縮が期待できます。
2-2.満足度の向上が期待できる
滞在に満足しなかった理由は様々ありますが、その一つに「イメージと違った」という期待値とのズレが挙げられます。
バーチャルツアーで360°空間内を見せることで、滞在中のイメージが具体化され、こうしたギャップを事前に防ぐことができます。
「Web上で見た絶景を自分の目で見られた」といった感動体験を促す効果も期待でき、お客様全体の満足度向上に繋がるでしょう。
2-3.インバウンド向けツールにもなる
バーチャルツアーは、海外からの旅行者にとっても、宿泊施設を事前に確認する方法として非常に有用です。環境・文化の違いから、サービスや設備などを細かく知りたいというニーズも多いため、バーチャルツアーを見てもらうことで、安心感を持って予約をしてもらえます。
バーチャルツアーでは、海外からの旅行者向けにテロップやナレーションを入れることも可能です。
2-4.ブライダル向けプロモーションにも活用できる
婚礼事業を行っている温泉・旅館は、ブライダル向けのプロモーションツールとしても活用できます。婚礼で使用する宴会場・披露宴会場を通常時は食事会場で使用している場合、装飾をした会場を日常的に見学してもらうのは困難という施設も多いでしょう。
そんな時にバーチャルツアーで婚礼会場を撮影しておけば、いつでも360°会場の様子を見てもらうことができます。オンライン・オフライン問わず打ち合わせで活用でき、効率化に繋がります。
3.温泉・旅館のバーチャルツアー活用事例5選
それでは実際に、温泉・旅館がバーチャルツアーを活用している事例を紹介します。
- Villaお伽噺（三重県）
- 黒薙温泉旅館（富山県）
- 会津東山温泉 向瀧(福島県)
- 花の雲（静岡県）
- 温泉プラザ山鹿（熊本県）
3-1.Villaお伽噺（三重県）
出典：MoTA
愛犬と過ごせる1棟貸しのプライベートヴィラが特徴の「Villaお伽噺」。露天風呂付きやテラス付きなどのタイプの異なる部屋を比較することができます。
ペット同伴可能なダイニングスペースもバーチャルツアーで公開され、施設内の様々な情報を視覚的に得ることができます。
▶︎▶︎Villaお伽噺 バーチャルツアーページはこちら
3-2.黒薙温泉旅館（富山県）
出典：黒薙温泉旅館
秘境の湯宿として知られる「黒薙温泉旅館」。
外観から旅館内の様子、そして露天風呂までをバーチャルツアーで見学できます。露天風呂からは壮大な自然の景色が広がることが確認でき、バーチャルツアー内に埋め込まれた動画では、別の角度から見た景色も確認できます。
内湯や脱衣所、客室からの景色まで全て事前にチェックできるので、滞在中は日々の雑踏から離れてゆったりとした時間を過ごせることがイメージできるでしょう。
▶︎▶︎黒薙温泉旅館 バーチャルツアーはこちら
3-3.会津東山温泉 向瀧(福島県)
出典：会津東山温泉 向瀧
明治6年創業で国の文化庁・登録有形文化財に登録されている「向瀧」。趣のある館内の様子をバーチャルツアーで見学できます。客室が一つひとつ紹介されているので、広さや外の景色を確認できます。
また随所に埋め込まれたタグには紹介動画があり、バーチャルツアー以外の見え方も確認可能。そのままホームページで予約する動線も作られています。
3-4.花の雲(静岡県)
出典：花の雲
伊豆の高級旅館「花の雲」は別荘（スウィートヴィラ）のバーチャルツアーを公開。それぞれの客室からの眺望が確認でき、昼・夜の様子どちらも360°見ることができます。
特別な時間を過ごす宿こそ、事前にその雰囲気を知っておきたいというニーズに合わせ、丁寧に空間の様子が紹介されています。
▶︎▶︎花の雲 バーチャルツアーはこちら
3-5.温泉プラザ山鹿（熊本県）
出典：温泉プラザ山鹿
熊本県にある複合施設「温泉プラザ山鹿」。50の専門店がある施設の外観から内部までをバーチャルツアーで紹介しています。足元にある行き先マークには店名が記載されているので、どこに向かうのか分かりやすく、左上のマップから見たい場所を選択することも可能です。
広い施設内だからこそ、バーチャルツアーで下見できることで目的の場所へとスムーズに辿り着くことができます。
4.まとめ
バーチャルツアーで温泉・旅館を公開することで、集客やプロモーションに生かせることがおわかりいただけたことでしょう。
SNSやインターネットが主流になった現代では、いかに現地のリアルな魅力を伝えられるかがポイントになります。バーチャルツアーを活用し、伝えきれていなかった空間の魅力を発信してみてはいかがでしょうか。
VRtipsを運営しているリプロネクストでは、温泉・旅館のバーチャルツアーの企画・撮影・制作までサポートしています。ぜひお気軽にご相談ください。
