- 2023/03/31
- 2024/04/11
5G×VRで世の中はどう変わる?【活用方法や事例を紹介】
5GやVRは革新的な技術で世の中を変えるといわれています。
この記事では、5GとVRを組み合わせた活用方法や事例をご紹介します。
目次
1.5GとVRをそれぞれ紹介
現在進行形で実用化が進んでいる高速次世代通信システム「5G」と、ビジネスの分野でも普及しつつあるVR。それぞれ革新的な技術とされていますが、一体どのようなものなのでしょうか。
5Gとは

5Gとは第5世代移動通信システムのこと。4Gの登場により、様々なものやサービスに通信システムが搭載されるようになりました。この流れによって必要となった「高速化」「低遅延化」「大容量化」を5Gが実現します。
高速化
通信速度が大幅に改善され、従来の通信速度の20倍の速度でインターネット利用ができます。
4Gでは、1分かかるようなデータダウンロードも3秒で完了するスピードです。
4K・8Kといった高画質な映像の閲覧や、動画の視聴がストレスなくでき、快適な環境を提供します。
低遅延化
インターネットを介しての遅延速度が1msと、従来より10分の1の速度改善を実現します。
遠く離れた場所での通信や、遠隔操作がよりリアルタイムにでき、医療の遠隔操作や自動運転など命に関わる作業に対しても信頼性の向上に貢献します。
大容量化
多くのモノをインターネットに繋げるだけの容量を兼ね備えています。
従来の10倍以上という100万デバイス/km2の量がインターネットに接続でき、あらゆるものがインターネットに繋がるIoTの普及に拍車をかけるでしょう。
姉妹メディア「メタバースtips」の以下記事では5Gでできること、および1G〜6Gまでの変化なども詳しく取り上げているので、ぜひ参考にしてください。
▶︎▶︎関連記事:6G通信とは?5Gまでの歩みと描く未来をビジネス視点で紹介
VRとは

VRとはVirtual Realityの略称で、ヘッドマウントディスプレイと呼ばれるゴーグルを装着することで、まるで現実世界のような仮想体験を可能とします。
頭の動きや傾きが映像とリンクすることで、没入感を得られます。また頭の動きのみならず身体の動きをも表現できるVR機器も発売され、よりリアルな体験が可能です。
今後VR技術の進化により、現実と仮想空間が高度に融合した世界観が広がっていくことが予想されます。
2.5G×VRで実現が期待されていること5選

5GとVRの相性は非常によく、様々な業界で注目を集めています。ここでは、5G×VRで実現が期待されていることを紹介します。
- 360°映像の高画質化
- VRライブストリーミング
- 体験シェアサービス
- VR観光体験
- VR遠隔医療
2-1.360°映像の高画質化
5G×VRで実現すること一つ目は、360°映像の高画質化です。360°映像とは、写真や動画を360°映し出すことで、その場にいるかのような体験をVRを通して実現します。
▶︎▶︎関連記事:VR動画と360°動画の違いとは?【YouTubeの解説を紹介】
360°映像は、辺り一面を映し出す必要があるため高画質な映像が必要です。そのため容量サイズが大きくなり、従来では映像の視聴やアップロードに時間がかかったり、フリーズやエラーが出たりすることもしばしば。
しかし5Gの導入によって360°映像が通常の写真のように楽しめるようになります。
2.VRライブストリーミング
5G×VRで実現すること二つ目は、VRライブストリーミングです。
VRライブストリーミングとはライブ映像とVRの機能を掛け合わせ、ライブ映像がその場で実施されているような体験ができるもの。
スポーツや音楽LIVEなどで実験的に導入されています。スポーツでは、2018年に野球のソフトバンクがオープン戦の開幕試合をVRライブ配信することを発表。バックネット裏、一塁側内野席、ライト側外野席の3つの視点を好きなように切り替えながら試合を楽しめ、臨場感のある映像を体験できます。
▶︎▶︎参考:BASEBALLKING
音楽ライブのVRライブでは1列目の観客の目線で360°度から有名人のアーティストの観戦、応援ができます。
宇多田ヒカルやユーミンがライブをVRで配信しており注目です。5G×VRによって現地に足を運ばないとできなかった体験を、場所を選ばずリアル体験ができる時代に今後なっていくでしょう。
3.体験シェアサービス
5G×VRで実現すること三つ目は、体験シェアサービスです。
体験シェアサービスとは、VRを使った仮想現実内であたかも現実世界のように体験をシェアすることをいいます。
触覚はもちろんのこと、匂いまでも連携したコミュニケーションVRの開発が進められています。
より多くの感覚をシェアでき、実際に現地に行かずともその場の雰囲気や体験が可能です。家にいながらみなさんがVR内のコミュニティで体験をシェアする未来も遠くはないでしょう。
2-4.VR観光体験
5Gの技術を使うことで、遠隔地からでもリアルタイムで観光ができるようになります。
旅行前の予習としてはもちろん、VRを使った新しい旅の形として体験を届けることができます。
2-5.VR遠隔医療
5Gの「高精細な映像をリアルタイムで遠隔地に送れる」という強みを医療現場に活かそうという動きがあります。医療機関で行われている手術を、遠隔地にある病院の医師や看護師がヘッドマウントディスプレイを装着してリアルタイムに疑似体験をするというもの。
現地に足を運ばなくても、自分の見たい視線の方向に目を向けながら臨場感や緊張感を味わうことができ、体験型の研修としてスキルアップに役立つでしょう。
3.5G×VRの活用事例を紹介
最後に、5G×VRの事例を紹介します。
- フットボール ライブストリーミング
- バーチャル県立恐竜博物館
- 歴史教育向けVRコンテンツ
3-1.フットボール ライブストリーミング
アメリカの通信会社Verizonは、NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)と提携し、フットボールの試合を8K VR映像でライブ配信しました。
試合が開催されたフロリダ州オーランドから320km以上離れたマイアミにあるドームで放映。5Gのおかげで、競技場からドームまでの遅延はわずか3秒。実際に試合会場にいるかのような臨場感を味わえるライブ配信となりました。
▶︎▶︎参考:Insta360 Blog
3-2.バーチャル県立恐竜博物館

出典:北陸・信越観光ナビ
福井県立恐竜博物館とNTTドコモは、東京ビックサイトと約500km離れた博物館を5Gで結び、標本を高精細VR映像で鑑賞できる「バーチャル県立恐竜博物館」を報道陣向けに公開しました。
博物館のティラノサウルス標本の下に360°カメラを設置し、普段は見ることのできないアングルで恐竜の骨格を観察できます。来場者からは「これだけきれいに映し出されているのを見ると、実際に博物館に行ってみたいと思った」と声が上がったようです。
▶︎▶︎参考:北陸・信越観光ナビ
3-3.歴史教育向けVRコンテンツ

NTTドコモは、凸版印刷、沖縄コンベンションビューローと共に、5Gを活用した歴史教育向けVR/ARコンテンツ配信を行いました。
三山時代の今帰仁城を再現した4KVRコンテンツをヘッドマウントディスレイやタブレット端末に配信し、修学旅行生や地元の中高生に直感的な学習体験を提供。
石垣しか残っていないお城からは想像ができない、当時の人々の暮らしや兵士たちの様子が再現され、その場にいるかのような臨場感のある学びを体験できます。
▶︎▶︎参考:NTT topics
4.まとめ
5Gの高速大容量・低遅延化・多数同時接続によって、VR技術がより盛り上がりを見せるでしょう。
5G×VRによって世の中の可能性が広がり、これまで夢に描いていたような未来がもうすぐそこまできてています。今後も5G×VRの動きに注目です。
VRtipsを運営するリプロネクストでは、VRコンテンツの制作を行っています。360°・180°動画に関する質問やご相談等ありましたらお気軽にお問い合わせください。