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VRコンテンツ バーチャルツアーの基礎知識

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  • 2022/08/01
  • 2023/07/11

【バーチャルツアーとは】ビジネスの活用方法&事例を紹介

ビジネスのオンライン化に伴い、web会議・webセミナーや企業の動画活用はすっかり定着してきました。

そんな中、Web上でのプロモーションツールとして注目を集めているのが「バーチャルツアー」。
オフィスや店舗、工場など施設の魅力をそのままに伝えたいという時に、360°オンライン上に空間を表現することができます。

全国的に導入企業が増えている中、各社どのようなシーンで活用しているのか。
また導入のメリットやデメリットについてご紹介します。

1.バーチャルツアーとは

バーチャルツアーは、360°の静止画を視聴しながら、移動できるVRコンテンツです。
バーチャルツアーには大きく2種類の制作方法があり、実際の施設や場所を専用器材を使い、360°撮影して制作するタイプと、現実にはない空間を3DCGで制作するタイプがあります。

操作方法は、皆さんが馴染みのあるものだと「Googleストリートビュー(インドアビュー)」のイメージに近く、進みたい方向へクリックやタップをすると、画面が移動。まるで歩いているかのような体験ができるのが特徴です。

またバーチャルツアーは、移動だけでなく、動画や画像・テキストを表示させることもできます。オンラインとオフラインの融合のような、Web上だからこその表現がかないます。

2.バーチャルツアーの活用シーン

「バーチャルツアーはどんなビジネスシーンで活用できるの?」とまだイメージできていない方もいるでしょう。
実は「採用」「集客」「広報」という経営の重要なシーンで重宝するのです。一つずつ見ていきましょう。

2-1.採用

「バーチャルオフィスツアー」という形でオンライン上にオフィスを公開し、採用コンテンツとして活用されています。

近年は選考を全てオンラインで行う企業も増えており、オフィスに訪れぬまま入社が決まるというケースも少なくありません。そこで、安心感を持ってエントリーしてもらう目的で、コーポレートサイトや採用サイトにバーチャルオフィスツアーを公開。社員の働く姿をそのまま表現することや、動画を挿入してより具体的な仕事のイメージを届けることも可能です。

特にU・Iターンの採用を強化している企業は、移動を伴わずしてオフィスの様子を届けることができるので、潜在層のエントリーハードルを下げるなどの効果も期待できます。

2-2.集客

設備やサービス・商品の魅力を届ける手段として、商談シーンでも活用できます。お客様が遠方にいる場合、オンラインミーティングで画面共有をしながら説明することができ、実際に施設内をアテンドするかのように伝えることが可能。

機械や職人の動きなどは動画で説明するなど、効率良く魅力を届けることができるのです。

またお持ちのECサイトへの導線を作り、バーチャルツアーをバーチャルショップとして活用することも。見たい商品をクリックすると動画や写真が表示され、ブランドストーリーの動画を掲載すれば、商品背景も届けながらショッピング時間を提供できます。

まさに、オンラインとオフラインの融合のような新たなショッピングの形です。

2-3.広報

工場見学や大型施設のプロモーションツールとして活用するケースもあります。

「施設内を全て見せてしまったら、誘客にはつながらないのでは」と思われる方もいますが、オンライン上で魅力を届けることで訪問への期待感が生まれ、行動喚起へと繋がるのです。
今は「モノ」消費ではなく、「コト」消費の時代。「ここに行けば、こんな時間が過ごせそう」とユーザーに事前情報を提供することが、効果的なプロモーションの一つなのです。

3.バーチャルツアーの活用メリット

活用シーンを知った上で、導入のメリットも合わせて見ていきましょう。

  • 時間と距離の問題を解決できる
  • 撮影後、何度でも活用できる
  • 動画・写真の埋め込みも可能

3-1.時間と距離の問題を解決できる

施設や店舗、オフィスや工場へ訪問・見学する場合、通常はその場に来てもらう必要があり移動にかかる距離・時間が発生します。バーチャルツアーはそうした物理的問題を解決し、Webにアクセスさえできれば場所・時間を問わず360°のツアー体験が届けられます。

また、時間と距離の問題が解消されることで関連コストの削減にも繋がるので、その分を他の施策に回すことも可能です。

3-2.撮影後、何度でも活用できる

一度撮影をしたデータは、何度でも活用できるのがオンラインならではの魅力。コーポレートサイトに掲載したり、オンラインミーティングの資料として活用するなど利用範囲が幅広く、様々なシーンで活用できます。

また、オフィスツアーを都度行うとなると案内するスタッフの配置やスケジューリングなどが必要となりますが、バーチャルツアーとして公開すれば、24時間365日見てもらうことが可能です。

3-3.動画・写真の埋め込みも可能

バーチャルツアーとGoogleストリートビュー(インドアビュー)の大きな違いでもあるのが、動画や写真が埋め込みできるということ。

バーチャルツアーに奥行きを持たせて表現したいというご相談に合わせて、動画や写真で詳しい説明をすることができます。訪問時期によっては見られない作業や景色というものをいつでも伝えることができたり、年に数回の行事の様子などもバーチャルツアーでは常時見せることができます。

4.バーチャルツアーのデメリット

バーチャルツアー導入には、注意が必要なこともあります。下記2点が挙げられます。

  • 空間にあるもの全てが映る
  • リニューアルした場合、再撮影の必要がある

4-1.空間にあるもの全てが映る

バーチャルツアーは空間にあるものを全て3Dスキャンするので、映り込みには注意が必要です。映ってはいけないものは移動させるなど、撮影前に準備をしましょう。

またバーチャルツアー自体を限定公開にすることも可能なので、一部の人にのみ閲覧可能な状態にすることもできます。

4-2.空間をリニューアルした場合、再撮影の必要がある

バーチャルツアーは撮影後に編集で配置を変えたり、映っている人物を変更するということができません。
なので「店舗をリニューアルした」「退職者が映り込んでいるから変更したい」という場合は、再度撮影を行う必要があります。バーチャルツアーは一度撮影すれば何度でも使える反面、内容に変更があった場合は再度撮影となります。

5.バーチャルツアーの活用事例5選

ここからは、VRtipsの運営元・リプロネクストで制作をしたバーチャルツアーの事例を紹介します。

  • 独立行政法人 国立印刷局|集客・広報
  • 法務省 矯正局|広報・採用
  • 株式会社 難波製作所|集客・採用
  • 新潟アルビレックスBB|バーチャルショップ
  • 株式会社リプロネクスト|採用

5-1.独立行政法人 国立印刷局|集客・広報

新型コロナウイルスの影響で工場見学ができなくなってしまったため、オンラインで発信したいというご相談からバーチャルツアーをご提案しました。VR展示室では、動画や画像を見ながらお札の歴史・豆知識を学ぶことができます。

私たちが普段触れているお札がどんな風に作られているのかを全国どこからでも見学可能。

ホームページに特設ページがあり、どなたでも閲覧できます。

5-2.法務省 矯正局|広報・採用

刑務所バーチャルツアー

法務省のオンライン刑務所ツアー「〜再犯防止施策を学ぼう〜刑務所バーチャルツアー」。

パソコンやスマートフォン、タブレットのブラウザからアクセスすると、刑務所内の様子や取り組みを360°見学することができます。このバーチャルツアーは、刑務所での再犯防止施策の取り組みを広く周知するための広報ツールとして導入されました。

普段は中々知ることができない刑務所内の食事の様子、医療体制、社会復帰に向けた教育活動や職業訓練の様子を学び、最後にはクイズ形式で理解を深めることができます。ホームページにて公開されています。

5-3.株式会社 難波製作所|集客・採用

株式会社 難波製作所 バーチャルツアー

精密板金加工メーカーの「難波製作所」は、採用向け&オンライン商談用でバーチャルツアーを導入。工場の雰囲気だけでなく、各設備の理解を深められるように、それぞれのポイントは動画で紹介しています。

こちらのコンテンツは、申請をした方のみが閲覧できる形でコーポレートサイトで公開中です。

5-4.新潟アルビレックスBB|バーチャルショップ

新潟アルビレックスBB

B.LEAGUE所属「新潟アルビレックスBB」2020-2021シーズンのバーチャルショップを制作しました。
新型コロナウイルスの影響で、現地での試合観戦や選手との交流の場が減ってしまった中、「グッズを選ぶ楽しさ」「選手を身近に感じてもらえたら」と公開。

選手の側にあるアイコンを押すとメッセージが流れたり、バーチャルショップオープン記念には、ダウンロードできるスマホ壁紙を用意するなど、買い物以外も楽しめる空間になりました。

5-5.株式会社リプロネクスト|採用

リプロネクスト バーチャルツアー

最後にリプロネクストのバーチャルツアー導入事例です。採用強化により、2021年10月に採用サイトをリニューアル。一つのコンテンツとして、バーチャルオフィスツアーを掲載しました。24時間いつでもリプロネクストの新潟オフィスにアクセスできます。

リプロネクストには、関東からUターン入社した社員がいますが、選考の過程で一度も来社することなくオンラインで内定が決まりました。
そういったメンバーも今後積極的に採用していきたいため、安心感に繋がるようにと働く環境も全て公開しています。

▶︎▶︎株式会社リプロネクスト 採用サイトはこちら

6.バーチャルツアーの制作の流れ

リプロネクストの場合のバーチャルツアーの制作の流れです。施設・空間の広さや内容等にもよりますが、ヒアリングから納品までの平均は約2カ月です。

  • ヒアリング
  • 企画・制作
  • 撮影
  • 編集
  • 納品

6-1.ヒアリング

まずは目的とターゲット、お悩みについて弊社のディレクターよりヒアリングをさせていただきます。
オンラインの打ち合わせも可能で、全国各地での撮影に対応します。

6-2.企画制作

ヒアリングの内容から、バーチャルツアーの構成や内容をプランニングいたします。企画書やイメージをご提案いたしますので、完成をイメージいただきながら進めます。

6-3.撮影

360度撮影可能な専用機材で、撮影にお伺いします。※必要な場合はロケハンも実施

6-4.編集

編集スタッフが編集を行い、必要に応じて動画や写真、テキストを入れます。

6-5.納品

まとめ

使用用途に合わせて最適な方法で納品いたします。ランディングページの制作やWeb広告の運用など、その他のサポートもお気軽にご相談ください。

7.まとめ

「採用」「集客」「広報」あらゆるビジネスシーンで活用ができるバーチャルツアー。

働き方が多様化する中で、オンラインの情報拡充というのは今後のビジネスシーンでとても大切なポイントの一つです。

「自社の雰囲気を空間を含めてアピールしたい」「最新設備を全国各地のクライアントにお披露目したい」とお考えの方は、バーチャルツアーの導入を検討してみてはいかがでしょうか。


VRtipsを運営しているリプロネクストでは、VRコンテンツについて企画・撮影・制作をサポートしています。「こんなコンテンツは作れるだろうか」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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