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VRコンテンツ VR動画の基礎知識

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  • 2022/07/27
  • 2024/04/11

VRコンテンツとは?種類や活用分野、作り方を詳しく紹介

ゲームや動画はじめ、エンターテイメント系の印象が強かったVRですが、最近ではビジネスシーンでのVR活用も増えており「VRをプロモーションに生かしたい」「VRコンテンツが気になる」という企業の方も多いのではないでしょうか。


今回の記事では、そんなVRコンテンツの種類や主な活用分野、作り方や費用をまとめてご紹介します。

1.VRコンテンツとは?仕組みやできること

VR技術を活用し、仮想世界をまるで現実のように体験できるのがVRコンテンツです。

VRゴーグルやヘッドセットを装着してVRコンテンツを再生することで、実際の体験に近い感覚が得られます。
 
なぜVRゴーグルを装着するとそのような感覚になれるのかというと、映像にリアリティを持たせるためにレンズを通して左右異なる映像を出しているから。人間の目と同じ「視差」を再現しているので、没入感の高いコンテンツになるのです。

そんなVRコンテンツですが、今や様々な場面で活用の幅を広げています。

ゲームやアートなどのエンターテイメント分野はもちろん、観光や教育、医療の場面まで活用されており、VRは私たちの現実世界を豊かにする技術として、浸透しつつあると言えるでしょう。

2.VRコンテンツの種類【実写/CG】

VRコンテンツには大きく分けて、実写VRとCGVRの二種類があります。この二つは作り方が全く違うので、まず覚えておくと良いでしょう。

2-1.実写VRコンテンツ

現実世界を360度撮影が可能なカメラで撮影し、動画や静止画として編集したコンテンツです。
VRライブやVRジェットコースターなど、実際の映像を臨場感とともに体験できるとしてエンターテイメント分野で人気を集めています。
 
また、実店舗を撮影し、バーチャルショップとして出現させたり、物件を実写VRコンテンツとして保存して、遠方の方に空間の広さや雰囲気を伝えるなど、ビジネスシーンでの活用も増えています。

2-2.CGVRコンテンツ

CGVRは、CG技術を使って現実世界には存在しない空間・映像を表現したVRコンテンツです。
アバターを使って交流できるメタバースや、VRゲームで人気の音ゲーなども全てCGで作られています。
 

ビジネスシーンでは研修や教育のシーンでの活用が目立ち、医療分野では目の前に心臓を出現させ、研究に役立てるなど、現実では不可能なこともCGでは実現できるのが魅力です。

3.VRコンテンツの主な活用分野

VRコンテンツの活用が進んでいる、主な分野をご紹介します。

  • ゲーム
  • ライブ
  • 写真・映像
  • ショッピング
  • 観光
  • 教育
  • 住宅内覧

3-1.ゲーム

VRといえば、まずゲームを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

VR技術を活用するとゲームの世界に入り込んだような感覚が得られ、臨場感の高い非日常な体験を楽しめるのです。

Meta Quest 2など、VRゲームが楽しめるヘッドマウントディスプレイも登場しており、年々アップデートされています。

さらに、専用のヘッドセットがなくてもスマホで気軽に楽しめるVRゲームも多数登場。

広大な星空を眺めたり、360度暗闇が広がる屋敷から脱出したり…。スキマ時間でも手軽にVRの世界に入れるのです。

3-2.ライブ

自宅にいながら、まるで会場にいるかのようにライブを楽しめます。わざわざ会場に足を運ぶ必要もなく、最前列気分を楽しめるのが魅力。

オンライン上で開催されるので密になる心配もなく、コロナ禍で注目度が上がったVRコンテンツです。

下記の記事では、VR配信コンサートの事例をまとめています。ステージ上から見渡せるVRライブでは、アーティスト目線でライブを楽しめます。

3-3.写真・映像

360度見られる写真や映像は、通常の平面よりも没入感が感じられます。

その場所にいるかのような体験ができるので、見返した時に思い出がより一層蘇るコンテンツになるのです。

ビジネスシーンでは、Googleストリートビューが活用されています。店舗や施設の様子を360度パノラマで紹介できるので、雰囲気をそのまま伝えられるのです。

3-4.ショッピング

VRショッピングとは、仮想空間に設置された店舗で買い物ができる仕組みのこと。店舗に訪れたかのように歩き回ったり、CGであれば商品を疑似的に試着することもできます。

国内外問わず仮想店舗へアクセスしてもらえるので、多くの方へプロモーションできるのが特徴です。

また、 アバターを介してバーチャル空間で接客をするVRショッピングの事例も登場しています。

3-5.観光

観光PRにもVRコンテンツは活用できます。

実際に観光地に訪れたかのような旅行体験ができるので、
「遠方で観光に行く時間が取れない…」
「旅行前に雰囲気を知っておきたい」
というようなユーザーに、観光地の魅力をVRで届けられるのです。

360度映像が広がるVRは、観光地のリアルな雰囲気を感じてもらえるのはもちろん、VRだからこそ普段は見られない視点などから観光地の魅力を届けることも可能です。

3-6.教育・研修

企業での社員研修、医療現場でのトレーニング等でVRコンテンツが活用されています。

凸版印刷株式会社が行った社員研修では、実際に事故が起きた場合をVRコンテンツで体験。従業員の安全意識向上や事故発生防止に繋げています。

VRコンテンツの導入は、指導人員の削減や研修場所への移動費などのコスト削減が期待できます。また何度も繰り返し活用できるので、利用者の理解を深められるでしょう。

3-7.住宅内覧

住宅会社や物件紹介での内覧でも活用できます。

オンライン内覧なら店舗に訪れてもらうことなく、ご自宅から物件の雰囲気を感じてもらえます。

また24時間365日アクセスできるので「もう一度物件の様子を見たい」というユーザーにも効果的にPRできるでしょう。

4.VRコンテンツの作り方

VRコンテンツの種類をご紹介しましたが、「VRコンテンツを自分で作りたい」という方もいるのではないでしょうか。

  • 実写VRコンテンツ
  • CGVRコンテンツ

それぞれ作り方が異なりますので、それぞれ解説していきます。

4-1.実写VRコンテンツの作り方

実写コンテンツを作るには、下記の2つを用意しましょう。

  • 360度カメラ
  • 編集ソフト

それでは、作り方を見ていきましょう。

1.360度カメラで撮影

まず、360度カメラで映像を撮影します。映像のブレに注意しながら行いましょう。

2.専用ソフトで編集

撮影した映像は、専用ソフトで編集しましょう。

映像のつなぎや明るさ調節していきます。撮影者の顔が写ってしまう場合は、加工でぼかしたり、削除しましょう。

動画では、テロップや字幕、BGMなどを取り入れることで、訴求ポイントの伝わるコンテンツになります。

4-2.CGVRコンテンツの作り方

CGVRコンテンツは、3DCGモデルから制作したコンテンツです。

ゲームなどのエンタメシーンや、建築業などのビジネスシーンで広く活用されています。

3DCGコンテンツを作る前に、まず下記のものを用意します。

  • パソコン
  • VR機器
  • VR対応のゲームエンジン

それでは、作り方を見ていきましょう。

1.デザインする

まず、どんなVRコンテンツを作るかデザインします。

決める一例として、

  • コンセプト
  • 登場キャラクター

などが挙げられます。

コンセプトなど事前設定は、コンテンツを作る前のとても大切な部分です。

その後の制作をスムーズに進めるためにも、細かく設定しましょう。

2.ゲームエンジンで開発

ゲームエンジンとは、コンテンツをつくる際に必要な環境のこと。

有名なゲームエンジンは、

  • Unity
  • Unreal Engine
  • Lumberyard

などがあります。

中でも「Unity」がおすすめ。

Unityはゲームエンジンの中でも比較的簡単で、プログラミングの知識が少ない初心者の方も手を出しやすいタイプです。

年商10万ドル(約1000万円)以下の場合は、無料で利用可能です。

3.必要であれば配信

制作したコンテンツは、アプリとして配信すると多くの人に楽しんでもらえます。
配信する場合は、下記を用意しておきましょう。

  • アプリのアイコン
  • コンテンツのスクリーンショット
  • プロモーション用の画像

また、iOSとAndroidによって公開料金は異なりますので、事前に料金をチェックしておきましょう。

  • iOS 年間99ドル(約11,300円)
  • Android 初回費用25ドル(約2,800円)

4-3.VR動画はスマホでも作成できる?

VR動画を作成できるアプリを使えば、スマホでも作成できます。

無料で使用できるものもありますので、

「専用カメラを用意するのは面倒…」
「気軽にVR動画を作ってみたい」

という方は、SpincleやCamarada VRカメラなどのスマホのアプリを活用してみるとよいでしょう。

4-4.高品質なVRコンテンツを作るなら制作会社に依頼

個人やアプリでもVRコンテンツは制作できますが、より高品質なコンテンツを制作する場合は、専門知識のある制作会社に依頼するのがおすすめです。

動画の撮影は360度カメラを用いて行います。用意するにはコストもかかり、撮影や編集技術も必要。プロに依頼することで、クオリティの高いVRコンテンツを制作できるでしょう。

5.VRコンテンツ制作の費用相場

VRコンテンツの費用は、コンテンツの内容や制作会社によって異なります。

一般的な費用相場は、下記を参考にしてください。

実写コンテンツ20万円〜
CG系40万円~
完全3DCG100万円~

実写コンテンツは20万円~、撮影と簡単な編集で制作できるものも多いので、一般的な相場より安い場合もあります。

CG系は40万円~、完全3DCGや本格的なものは100万円~になる場合もあります。事前に予算を決め、見積もりをもらっておくとよいでしょう。

制作内容やコンテンツの長さによって価格は前後する場合がありますので、VRコンテンツの制作を検討中の場合は、制作会社に問い合わせてみましょう。

6.まとめ

VRコンテンツは観光や教育、ショッピングなど様々なシーンで活用しています。
メタバースや5Gの動きが活発化している中で、VR技術は今後さらに成長を続けていくでしょう。

VRtipsを運営しているリプロネクストでは、VRコンテンツについて企画・撮影・制作をサポートしています。「こんなコンテンツは作れるだろうか」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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