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  • 2022/08/24
  • 2024/04/11

VR会議とは?メリット&デメリット・必要な道具とおすすめサービス9選

働き方改革の実施やオンラインツールの発展により、リモートワークを導入する企業が増えています。

それに伴い、会議やミーティングもWeb会議サービスの活用が進んでいますが、やはり実際に顔を合わせている感覚は薄く、コミュニケーションが円滑に進まないと感じる方も多いのではないでしょうか。

そこで、高速通信システム5Gの登場とともに注目されているのがVR会議。

VR会議ができるサービスが続々と登場しており、ビジネスシーンの新しい会議の形が形成されつつあります。

今回の記事では、VR会議のメリットとデメリット、サービスをまとめてご紹介します。

「オンラインで対面のような会議を行いたい」
「VR会議にはどのようなサービスがあるの?」

このようにお考えの方はぜひ、参考にしてください。

1.VR会議とは?ビジネスへの導入も増える?

VR会議とは、VR技術を活用して行う会議のこと。

参加者それぞれがインターネット上の仮想空間に作られた会議室にアクセスし、自分に扮したアバターを通して会議が行える仕組みです。参加者は事前にVRゴーグルを装着し、オフィス外から会議に参加可能。

リモートワークが普及する中、今注目が集まっている会議の開催スタイルの一つです。

Web会議・ビデオ会議との違いは何?

従来のWeb会議との最大の違いは、アバターを通してコミュニケーションをとること。

リモートワークが進んでおり、Web会議やビデオ会議に参加する方も多いでしょう。その際、場の空気感をつかむのが難しかったり、話すタイミングが重なってしまって上手くコミュニケーションが取れないという経験が一度はあるかと思います。

その点、VR会議では自分のアバターの体の動きや表情まで反映されるので、リアルに近い形で会議に臨めるのです。

さらに参加者はそれぞれVRゴーグルを装着。360°空間を見渡せるようになり、実際の会議室にいるような感覚で会議に参加することができるのです。

2.VR会議を行うメリット

VR会議を行うメリットは、次のようなものがあります。

  • 臨場感を得られる
  • イメージの共有がしやすい
  • 会話のズレが起こりにくい

2-1.臨場感を感じられる

VR最大の特徴である「没入感」を活かした会議を行えます。

視界を360°覆い、高い没入感を体験できるVRゴーグル。まるでその場にいるかのような臨場感が味わえるので、普段の会議と同じように空間を共有しているような雰囲気になります。

さらに、アバターには自分の身振り手振りや表情の反映も可能。細かいアクションも反映できるので、リアルな会議のようにやりとりができるのです。

空間に入り込むことで会議に集中しやすくなり、質の高い会議を行うことも期待できます。

2-2.イメージの共有がしやすい

Web会議やビデオ会議では、会議資料や情報の共有が困難。共有できるデータが限られていたり、複雑な内容をシェアすることは難しいですよね。

VR会議なら仮想空間上に資料を投影したり、VR空間上にメモを残せます。

共有やプレゼンテーションがスムーズに進められるだけでなく、場所の制限もなくなるのです。

プレゼンテーションを行う際は、バーチャル空間上にパワーポイントを表示できます。対面での会議に近い感覚でイメージの共有ができますよ。

2-3.会話のズレが起こりにくい

前半でお伝えしたように、VR会議はアバターで身振り手振りを用いて会議を進めます。

体の動きや表情が反映されるので今誰が話しているのかが分かりやすく、会議のスムーズな進行が期待できます。

2DのWeb会議では会話のタイミングが読みづらく、相手と会話が重なってしまうことがありました。VR会議は会話のズレが起こりにくいのが特徴です。

また、実際の表情でなくアバター同士で会話するので、発言しやすくなるというメリットも。若手社員や新人社員が会議に参加しやすくなる環境作りができます。

3.VR会議を行うデメリット

VR会議を行う際には課題も存在します。

  • 導入費用が生じる
  • 長時間VRゴーグルを装着する必要がある
  • 周囲の様子がわからない

3-1.導入費用が生じる

VR会議を行うには、パソコンやVR会議専用のアプリ、ゴーグルなどを揃えなければなりません。そのため、初期費用やランニングコストがかかります。

アプリケーションなどは参加者全員のパソコンにインストールしなければならないので、導入前のコストを検討する必要があるでしょう。

3-2.長時間VRゴーグルを装着する必要がある

VR会議中は、VRゴーグルを装着し続けなければなりません。長時間の使用はストレスを感じる人もいるでしょう。

また、初めてVRゴーグルを装着する人は操作方法を覚えてから会議に参加することになります。社員に使い方をレクチャーするなど、社内研修の場を設けると安心です。

3-3.周囲の様子がわからない

VRゴーグルを装着すると、もちろん現実世界の様子は見えなくなります。現実でトラブルが起きた際に気づきにくいというデメリットがあります。

また、歩き回ったり、場所を移動しての会議はできません。周囲の環境も整えた上で会議を行いましょう。

4.VR会議に必要な環境や道具

VR会議を行う際は、周辺環境や道具を揃える必要があります。必要な道具は下記の3つです。

  • パソコン
  • VRゴーグル
  • ソフトウェア

4-1.パソコン

使用するVR会議アプリ、サービスに対応しているパソコンが必要です。

会議中はインターネットに接続してやりとりしますので、Wi-Fi環境を整えた上で会議に参加しましょう。VR会議サービスは使用データ量が多いので、高性能のパソコンがおすすめです。

4-2.VRゴーグル

VR会議の参加者は、それぞれVRゴーグルを装着します。

VRゴーグルは様々なタイプが存在しますが、VR会議に使われるものはPCに接続できるタイプやMeta Quest 2のようなHMD(ヘッドマウントディスプレイ)が多いです。スマホ用よりは費用が高額になりますが、没入感の高い会議を行えます。

4-3.ソフトウェア使用料

VR会議は専用のアプリやサービスを利用して行います。

アプリやサービスの利用には、システム会社と契約する必要が。
また、アプリは参加者のパソコンにインストールしておきましょう。

5.VR会議におすすめのアプリ・サービス9選

ここからは、VR会議におすすめのアプリ・サービスをご紹介します。

  • NEUTRANS BIZ
  • VIVE Sync
  • rumii
  • Horizon Workrooms
  • 桜花広場
  • Cluster
  • VRChat
  • AltspaceVR
  • Oculus Rooms

5-1.NEUTRANS BIZ

「NEUTRANS BIZ」は、会議や教育、研修などを遠隔から行えるVRサービスです。

VR空間内のスクリーンに資料や画像を投影したり、ペンやホワイトボードでメモを残したり。普段の会議で使用するツールが備わっているので、ストレスなく会議ができそうです。

また、360°の静止画や動画を画面内にアップロードができるので、現場感をそのまま共有できます。

▶︎▶︎NEUTRANS 公式サイトはこちら

5-2.VIVE Sync

2020年5月にリリースされたVR会議アプリ「VIVE Sync」。

セキュリティ面を特にこだわっており、VR内の情報が漏洩しないような仕組みを構築しているとのこと。また、ファイル共有もExcelやWordといったビジネスシーンで多く活用するファイルにも対応しています。


▶︎▶︎VIVE Sync 公式サイトはこちら

5-3.rumii

「rumii」はシアトルのIT企業が開発したビジネス向けVR会議アプリです。

ホワイトボードや画面共有に加え、3Dモデルの共有も可能。会議室やアバターのカスタマイズも自由に行えるので、オリジナリティー溢れる空間で会議を開催できそうです。

機能制限版であれば無料でサービスを使用できますが、全機能を使用できる有料プランの場合は月額費用がかかります。

▶︎▶︎rumii 公式サイトはこちら

5-4.Horizon Workrooms

2021年8月にFacebookが発表した「Horizon Workrooms」は、アバターの姿でVRミーティングを行えるツールです。

画面共有からホワイトボードまで仮想空間上で利用できるなど、充実した機能が備わっています。さらには、現実のデスクをVR空間上に反映することも。

普段と同じような感覚で、会議やコミュニケーションできますよ。

▶︎▶︎Horizon Workrooms 公式サイトはこちら

5-5.桜花広場

「桜花広場」は、2〜10人の会議に適したVR空間会議システム。PCの画面やレーザーポインターの共有ができるので、スムーズに会議を進められます。

また通信時は声と首や手の座標データしか送り合わないので、通信料を抑えられるのも魅力。AmazonからWindowsPC版やOculusGO版をダウンロードし、利用できます。

▶︎▶︎桜花広場 公式サイトはこちら

5-6.Cluster

バーチャルイベントプラットフォーム「Cluster(クラスター)」は、国内のVR企業「クラスター」が開発・提供を行なっているサービス。誰でも気軽にバーチャルルームの開催、参加ができます。

バーチャル空間には千人以上も参加が可能なので、大規模なイベントやミーティングを行うことも可能です。また、国内企業が提供しているので、日本語でコミュニケーションが取れるのも嬉しいですね。

▶︎▶︎Cluster 公式サイトはこちら

5-7.VRChat

「VRChat」は、アメリカの企業「VRChat Inc.」によって運営が行われているソーシャルVRプラットフォーム。Steam、または公式サイトで無料ダウンロードして使用できます。

VRChatの一番の特徴は自由度が高いこと。

周囲の方とのボイスチャットや、ボディランゲージでやり取りを楽しめます。会議室やアバターをユニークなものにすることで、お互いにリラックスした会議が行えそうですね。

▶︎▶︎VRChat 公式サイトはこちら

5-8.AltspaceVR

https://youtu.be/SPUUJx5rDVU

ソーシャルVRプラットフォーム「AltspaceVR」。2013年にサービスを開始し、アバターを通して交流やミニゲームを楽しんだり、動画の鑑賞ができます。

サービス内では定期的にイベントを開催。有名な著名人のトークショーを聴くこともできるとか。

もちろんVR会議の場としても活用できます。誰でも無料で利用可能ですので、新しいコミュニケーションツールとして活躍しています。対応機種はOculusRiftやWindows Mixed Realityなどです。

▶︎▶︎AltspaceVR 公式サイトはこちら

5-9.Oculus Rooms

Oculus Rooms
出典:Oculus rooms

「Oculus Rooms」ではVR空間内で様々な体験が可能。主に体験できる機能としては下記のものがあります。

  • ミニゲームで遊ぶ
  • 動画を鑑賞する
  • 音楽を聴く
  • 写真を共有する

違う場所にいながら親しい人と様々なコミュニケーションを取れるので、オンライン上で「一緒にいる」ような感覚になるでしょう。

アバターやルームのデザインは自由にレイアウトが可能。Facebookに投稿した写真を部屋に飾ることもできるようです。GearVRやOculusGoに対応しています。


▶︎▶︎Oculus Rooms 公式サイトはこちら

まとめ

今回の記事は、VR会議のメリット・デメリットとサービスをご紹介しました。
VR会議は実際に会って話しているかのような臨場感や、アバター同時のリアルなコミュニケーションなど多くのメリットがあります。

アプリやサービスによって特徴が異なりますので、活用シーンに合わせてお選びください。


いずれは会議や商談、面接など様々なビジネスシーンでVRが当たり前のように活用される日が来るかもしれません。これからのコミュニケーションツールとして、VR会議についての理解を深めていきたいですね。

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