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VRコンテンツ VR動画の基礎知識

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  • 2023/05/17
  • 2024/04/11

VR動画はどんな加工ができる?一覧でわかりやすく紹介

VRゲーム、VRフィットネスなどVR技術が様々なジャンルで活用されつつありますが、私たちが最も身近に感じやすいのはおそらくVR動画でしょう。

YouTubeからも気軽に視聴でき、エンターテイメント向けだけでなく、観光や商品PR、教育などのビジネス分野でも活用されています。

しかし、いざVR動画を作ろうと思うとどんな加工ができるのかわからず、イメージしにくいと悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで本記事では、VR動画の加工内容を一覧にしてわかりやすくお伝えします。

企業でVR動画の活用をご検討中の方は、本記事を通してVR動画の表現方法に触れ、イメージの検討にお役立てください。

1.VR動画とは

VR技術を活用し、観光地・施設・風景・アクティビティをまるで現実のように体験できるのがVRコンテンツです。

パソコンやスマートフォンからも視聴できるほか、VRゴーグルやヘッドセットを装着してVR動画を再生することで、実際の体験に近い感覚が得られます。

なぜVRゴーグルを装着するとそのような感覚になれるのかというと、映像にリアリティを持たせるためにレンズを通して左右異なる映像を出しているから。人間の目と同じ「視差」を再現しているので、没入感の高いコンテンツになるのです。

そんなVRコンテンツですが、今や様々な場面で活用の幅を広げています。

ゲームやアートなどのエンターテイメント分野はもちろん、観光や教育、医療の場面まで活用されており、VRは私たちの現実世界を豊かにする技術として、浸透しつつあると言えるでしょう。

2.VR動画の種類

VR動画は大きく分けて実写とCGの2種類あります。まずは目的に合わせ、どちらの表現方法で進めるか・もしくは混合した形で制作するのかを決めていきます。

2-1.実写VR動画

現実世界を360°撮影が可能なカメラで撮影し、動画として編集したコンテンツです。

VRライブやVRジェットコースターなど、実際の映像を臨場感とともに体験できるとしてエンターテイメント分野で人気を集めています。
 
また、学校内を案内するバーチャルキャンパスツアーや、物件を紹介するバーチャルモデルハウスなど、空間のリアルな雰囲気を物理的な制約なく伝えられるとして、ビジネスシーンでの活用も増えています。

2-2.CGVR動画

CG技術を使い、現実世界には存在しない空間・物体をVR動画で表現することも可能です。

ビジネスシーンでは研修や教育のシーンでの活用が目立ち、医療分野では目の前に臓器を出現させ、内部を探検するように理解を深めていくなど、現実では不可能なこともCGでは実現できるのが魅力です。

3.VR動画の加工一覧

続いては、VR動画はどんな加工ができるのかを紹介します。通常の動画と重なる部分もあれば、VR動画ならではの加工もあるのでチェックしてください。

  • タイトルの挿入
  • 動画/画像/テキスト/資料を追加
  • モザイクを追加
  • 視点の誘導
  • BGM/ナレーションの追加
  • マップ/現在地の表示

3-1.タイトルの挿入

VR動画の冒頭にテキストやロゴ、アニメーション等を使ってタイトルを追加できます。

映像が始まった瞬間から360°見渡せるので、視聴者が見逃してしまわぬように複数の方向にタイトルを表示させたり、正面のみを見てもらえるように誘導文言を入れたりとアレンジ可能です。

3-2.動画/画像/テキスト/資料を追加

VR動画内で詳しく説明したい部分に、動画や画像、テキスト(文字)、資料を追加できます。見てほしい方向に情報を配置することで、視聴者が主体的に動きながらコンテンツを楽しむことが可能に。

このような情報を追加することで、よりインタラクティブなVR動画が完成します。

3-3.モザイクを追加

映像を360°見渡せるというのはVR動画の強みであると同時に、見せたくない部分までも見えてしまうことになります。これを回避するために映像にモザイクを追加します。

例えば写り込みを避けたい人の顔や、車のナンバー等にモザイクをかけることが可能です。

3-4.視点の誘導

VR動画は馴染みのない方も多いコンテンツなので、視聴者がどこを見たらいいのかわからず迷子になってしまう可能性があります。

そうしたトラブルを避けるためにVR動画の視点を編集し、ある程度コントロールすることができます。
「広く多くの方にVR動画を見てほしい」「特に見てほしいポイントがある」という場合におすすめです。

3-5.BGM/ナレーションの追加

通常の動画と同じく、VR動画にもBGMやナレーションを追加できます。

特にVR動画とナレーションの相性は抜群。各々違う方向を見ていたとしても音声は同じように聞こえているため、細かいニュアンスを伝えたい場合や、臨場感を届けたい場合に効果的です。

3-5.マップ/現在地の表示

空間や施設の内部を案内するVR動画で役立つのが、現在地の表示です。
画面下部などに地図と現在地を表示することで、全体の中のどこにいるのかを視覚的に把握してもらえます。

4.VR動画の活用事例7選

最後に、VR動画のビジネス活用事例をご紹介します。
上記で紹介した加工がどのように施されているのかチェックしながらご覧ください。

  • 小千谷市/観光プロモーションVR動画
  • 長岡工業高等専門学校/VRキャンパスツアー
  • スコッチモルト販売株式会社/バーチャル・ディスティラリーツアー
  • アサヒビール/VR工場見学
  • 萩原工業/VR工場見学
  • casita/室内VR動画
  • スピードスケート/VR動画

4-1.小千谷市/観光プロモーションVR動画

▶︎▶︎小千谷市観光交流課 【観光プロモーションコンテンツ制作】紹介ページはこちら

こちらは新潟県小千谷市の観光プロモーションコンテンツで、アフターコロナでの観光誘致を視野に入れ、小千谷市のリアルな魅力を国内外に向けて訴求する目的で制作しています。

こちらの動画では四季が豊かな小千谷市の“冬”の魅力を公開。視聴者の方に好きな方向を自由に見てもらえるよう、最小限のテロップで紹介されています。

▶︎▶︎関連記事:【VR×旅行】観光業でのVR活用事例12選!活用メリットもご紹介

4-2.長岡工業高等専門学校/VRキャンパスツアー

▶︎▶︎長岡工業高等専門学校 【バーチャル・キャンパスツアー制作】紹介ページはこちら

こちらは、長岡工業高等専門学校(以下、長岡高専)のVRキャンパスツアーです。
県内外から入学を検討する高校生に向けて、学校の様子をVR動画で公開しています。

VR動画の特徴を活かせるよう、案内役の先生方に動きをつけて見る人の視線を誘導したり、ポップなBGM・テロップで親近感のある雰囲気に仕上げています。


このコンテンツは、長岡高専ホームページにて公開されています。

▶︎▶︎関連記事:注目のVRオープンキャンパスとは?大学・専門学校の導入メリットや最新事例も紹介

4-3.スコッチモルト販売株式会社/バーチャル・ディスティラリーツアー

▶︎▶︎スコッチモルト販売株式会社 【バーチャル・ディスティラリーツアー制作】紹介ページはこちら

富山県にある蒸留所「三郎丸蒸留所」の工場見学気分が味わえるVR動画「バーチャル・ディスティラリーツアー」。

ウイスキーのカスクオーナー契約者の方のみに送付されるオリジナルVRゴーグルをのぞくと、360°蒸留所の見学ができます。

ポイントとなる部分にはテロップが埋め込まれているほか、11:55あたりでは蒸留所の歴史が年表として浮かび上がり、視覚的にわかりやすい工夫がされています。


▶︎▶︎関連記事:VRを活用したバーチャル工場見学とは?作り方や導入事例12選

4-4.アサヒビール/VR工場見学

日本の大手ビールメーカーである「アサヒビール株式会社」のVR工場見学です。動画は実写とCGを合わせながら、ビールができるまでの製造工程をビール目線で体験することができます。

ガイドの案内を聞きながら、ビール作りをあらゆる角度から見学することで、見終わる頃には商品への愛着が増していることでしょう。

ビール目線での見学は、VRを使ったバーチャル工場見学ならではの特徴と言えます。

4-5.萩原工業/VR工場見学

私たちの生活に馴染みのあるブルーシートを製造している「荻原工業」のVR工場見学ムービーです。原材料の紹介から製品になるまでの工程が、わかりやすく説明されています。

動画のポイントは、クイズ形式になっている点。視聴者がクイズに参加できる構成で、子供から大人まで楽しみながら学べます。

商品のPRとしてもそうですが、会社紹介として採用の点でも活用できるコンテンツです。

4-6.casita/室内VR動画

東京都内にある「カーサ・プロジェクト」の住宅紹介VR動画です。

生活空間が想像できるような動きのある動画も雰囲気が伝わってきて良いですね。
画面右側には間取り図と現在地を表示。空間全体の広さに加え、今どの場所を見学しているのか視覚的に確認できます。

4-7.スピードスケート/VR動画

女子500M国内最高記録を出した小平奈緒選手のスピードを体験できるVR動画です。

この動画のアカウントは「全国中学校スケート大会長野市実行委員会」。スピードスケートの普及と同時に、全国の子供にトップレベルの情報を伝えて、競技力の向上を期待しているのでしょう。

目の前にはタイムと距離がダイナミックに表示され、まるで小平選手の隣を並走しているかのような臨場感を味わえます。

5.まとめ

VR動画は通常の動画のようにYouTubeで見られる手軽さがありつつも、能動的に視聴できる体験型コンテンツとして、表現の形が大きく異なります。目的に合わせて様々な加工方法があるので、うまく活用してオリジナリティあふれるコンテンツを制作しましょう。

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