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  • 2023/05/19
  • 2024/04/11

【ホームページに埋め込むVRコンテンツ】メリットや事例8選を紹介

今やどの業界でも企業や組織がホームページを持つことは当たり前となり、インターネット上での情報発信を効果的に行うことで集客・採用・広報で成果を上げる企業が増えています。

このWebの力を伸ばす重要な要素が、ホームページ内のコンテンツ。

ホームページの開設やリニューアルを検討する際、「ユーザーにもっと自社の魅力を伝えたい」「どんなコンテンツであれば伝わるのか」と悩む方も多いでしょう。

そんな中、写真やテキスト・動画よりもリアルな魅力を直感的に伝えられるとしてVRコンテンツが注目されています。

当記事では、ホームページにVRコンテンツを埋め込むメリットや事例をご紹介します。

1.ホームページのコンテンツはなぜ重要?

ホームページにおけるコンテンツとは、文字や写真・動画などページ内に掲載されている「情報の中身」のこと。

ユーザーはこのコンテンツを通して、情報を集めたり、その情報を得た上で次のアクションを決定します。

例えば、求職中のユーザーが志望先のホームページにアクセスした際、「どんなことをしている会社だろう?」と会社概要を見て、「どんな人が働いているのだろうか?」と社員インタビューをチェックします。
この場合は、会社概要や社員インタビューがコンテンツにあたり、逆にこれらがなければユーザーは情報を得られぬまま、ホームページを去ることになります。

求める情報を得られなければ、ユーザーの次の行動(問い合わせ・応募・購入など)も生まれないでしょう。

つまり、ターゲットとなるユーザーが求めるコンテンツがホームページ上にあるのかどうかは、その後のサイトの成長、会社の成長を左右することに繋がるのです。

2.ホームページにVRコンテンツを埋め込むメリット

それでは、ホームページにVRコンテンツを埋め込むことでどんなメリットがあるのかみていきましょう。

  • ユーザー体験の向上
  • 直感的に伝え、印象に残りやすい
  • 競合他社との差別化

2-1.ユーザー体験の向上

VRコンテンツはWeb上で空間・施設の雰囲気を360°届けられます。そんなVRコンテンツをホームページに埋め込むことで、ユーザーの体験を豊かにすることができます。

従来の静止画やテキストでは伝えきれなかったリアリティや臨場感を提供することで、ユーザーにより深い理解を促すことができ、エンゲージメントを高める効果が期待できます。

2-2.直感的に伝え、印象に残りやすい

VRは自由に360°見てもらえるため、ユーザー主体の能動的なコンテンツです。リアルな空間を見渡したり、商品をぐるっと眺めたりするのと同じように、商品やサービスの魅力を直感的に受け取ることができます。

これにより情報を疑似体験として記憶し、印象に残るコンテンツとなるでしょう。

2-3.競合他社との差別化

VRコンテンツをホームページに組み込むことは、競合他社との差別化にも繋がります。
例えば、他社のホームページでは得られない「先端感」「スピード感」などを表現することができます。

また、ユーザーにとって新規性のあるコンテンツを掲載することで、他社との差を打ち出しすだけでなく、価値のある疑似体験を提供することで、ブランドのアイデンティティや価値を高め、競争力を強化します。

3.ホームページにVRコンテンツを埋め込んでいる事例8選

ここからは、ホームページにVRコンテンツを埋め込んでいる・掲載している事例をご紹介します。全てVRtipsを運営するリプロネクストが制作を担当しています。

  • 国立印刷局(印刷業)
  • 難波製作所(製造業)
  • ミサワホーム北越(住宅メーカー)
  • 河内長野市(自治体)
  • 法務省矯正局(行政機関)
  • 東京都建設局(行政機関)
  • グロービス経営大学院(教育機関)
  • 燕三条地場産業振興センター(ビジネスマッチング)

3-1.国立印刷局

国立印刷局様ホームページ
日本の紙幣を作っている国立印刷局は、新型コロナウイルスの影響で通常通りに実施できなくなってしまった工場見学をオンライン上でも楽しんでほしいという思いから、ホームページ上にバーチャルツアーを公開しています。

製造工程や技術が学べる「VR展示室」と印刷の現場「VR工場見学」の2つがあり、それぞれを見学することでお札ができるまでの様子をその場にいるかのように学ぶことができます。

説明が必要な場所には動画や画像を組み込み、わかりやすく紹介しています。

▶︎▶︎国立印刷局 オンライン工場見学ページはこちら

▶︎▶︎制作事例:独立行政法人 国立印刷局様【オンライン工場見学&動画制作】

3-2.難波製作所(製造業)

難波製作所様 バーチャルツアーイメージ

「採用向けの工場案内コンテンツを作りたい」「非対面でもお客様に工場内の設備を見てもらい生産能力をPRしたい」ということで、360°工場内を見渡すことができるバーチャルツアーを導入いただきました。

サービスの特徴や各設備への理解を深めてもらうため、バーチャルツアー内には動画を埋め込んでいます。

また、こちらはホームページで紹介していますが、全体公開ではなく、申請をした方のみが閲覧できるようにパスワード設定をしています。


難波製作所様コーポレートサイト

▶︎▶︎難波製作所 バーチャル工場見学ページはこちら

▶︎▶︎制作事例:株式会社 難波製作所様【バーチャル工場見学ツアー】

3-3.ミサワホーム北越(住宅メーカー)

ミサワホーム北越では、Web上でできる限り物件の雰囲気を伝えたいということで、バーチャルツアーをホームページに掲載しました。

導入後はホームページの閲覧数が増加、現場の営業の方からも「あの物件も撮影してほしい」という要望が増えたそうです。

ホームページに掲載するだけでなく、チラシにQRコードを掲載したり、対面での打ち合わせなどで幅広くご活用いただきました。

▶︎▶︎ミサワホーム北越 ホームページはこちら

▶︎▶︎制作事例:ミサワホーム北越様【建売物件紹介VRコンテンツ制作】

3-4.河内長野市(自治体)

大阪府河内長野市 バーチャルカンパニーツアー

大阪府河内長野市では、市内15社の企業を360°バーチャルツアーで巡る「バーチャルカンパニーツアー」をホームページに公開しています。いずれの企業も工場や事業所の様子を360°見学することができ、コンテンツ内に埋め込まれた動画では従業員の生の声などを聞くことも可能です。

バーチャルカンパニーツアーを通し、河内長野市の産業の魅力向上を図るとともに、人材確保や販路拡大に繋げ、市内事業者の競争力強化や市内産業全体の活力向上を目指しています。

▶︎▶︎河内長野市 ホームページはこちら

▶︎▶︎制作事例:大阪府河内長野市 様 【バーチャルカンパニーツアー制作】

3-5.法務省矯正局(行政機関)

刑務所バーチャルツアー イメージ

こちらは、刑務所の内部の様子や取り組みを一般に向けて360°公開した「刑務所バーチャルツアー」です。

新型コロナウイルス感染症の影響で対面での広報活動が困難となる中、オンライン上でも臨場感のある体験を届けられたらとバーチャルツアーを活用。「広く多くの方にコンテンツを届けたい」というテーマから、パソコンやスマートフォンでの体験を想定しています。


刑務所内の360°実写画像とともに食事の様子、医療体制、職業訓練などの様子を伝え、最後にはクイズを用意し、理解を深めてもらうポイントを作っています。

こちらのコンテンツは、法務省矯正局のホームページにて発信されています。

▶︎▶︎制作事例:法務省矯正局 様 【刑務所バーチャルツアー制作】

3-6.東京都建設局(行政機関)

河川施設360°バーチャルツアー

こちらは東京都の河川施設を紹介する「東京都 河川施設 360°バーチャルツアー」。東京都の河川事業に関する取り組みや、施設の役割を幅広い世代の方にご理解いただけるようにという想いで制作・公開したプロモーションコンテンツです。


特設サイト内では、VR動画とバーチャルツアー(VR静止画)を使い分け、普段は見ることができない施設内部の様子などを発信しています。現実では見学不可能な場所も、臨場感を持って見てもらえるのはVRの強みと言えるでしょう。

▶︎▶︎制作事例:東京都建設局 様 【河川施設 360°バーチャルツアー制作】

3-7.グロービス経営大学院(教育機関)

グロービス経営大学院のバーチャルツアーは、外国人留学生を含む多くの方に向けた「英語MBAプログラム」のプロモーションを目的に、全て英語表記で紹介しています。

ホールや教室には説明文や動画、写真が埋め込まれており、キャンパスの雰囲気を詳しく知ることができます。

こちらのバーチャルキャンパスツアーは、ホームページにて公開されています。

▶︎▶︎グロービス経営大学院 ホームページはこちら

▶︎▶︎制作事例:グロービス経営大学院 様【バーチャルキャンパスツアー制作】

3-8.燕三条地場産業振興センター(ビジネスマッチング)

燕三条地場産センター VR

燕三条地場産業振興センターのバーチャル展示会「燕三条ものづくりVR展示館」。ホームページ上で燕三条エリアの22の企業のブースを360°見学できます。

企業ブースには、動画や企業情報をボタンとして埋め込むことで、PRしたい魅力を訴求。展示台がない壁側にも画像を埋め込み、空間を有効活用しました。画像があることにより展示会のにぎやかさも増しています。いつでも、どこにいても燕三条の優れた加工技術の魅力に触れていただくことができます。

▶︎▶︎「燕三条ものづくりVR展示館」はこちら
▶︎▶︎制作事例:燕三条地場産業振興センター様【バーチャル展示会制作】

4.ホームページにVRコンテンツを埋め込む方法

VRコンテンツを埋め込む方法はいくつかありますが、代表的なものを二つ紹介します。

  • YouTubeに公開した360°VR動画を埋め込む方法
  • 静止画バーチャルツアーを埋め込む方法

4-1.YouTubeに公開した360°VR動画を埋め込む方法

YouTubeで動画を選択

まず、YouTubeで埋め込みたい動画を選択します。

「共有」をクリック

動画を選択したら、動画右下にある「共有」をクリックします。

2.「共有」をクリック

共有をクリックすると、画像のような共有欄が出てくるので、一番左側の「埋め込む」をクリックします。

埋め込みコードをコピー

埋め込みコード コピー

「埋め込む」をクリックすると、画像のように埋め込みコードが表示されます。
コード右下の「コピー」をクリックすると、コードがコピーされるのでクリックします。(コード下の埋め込みオプションのチェックは基本的にそのままで大丈夫です)

レスポンシブ対応を行う

埋め込みコードには“width”“height”が表示されていますが、それぞれ動画の幅と高さを表しています。こちらの数値を、どの端末でも最適な動画サイズで表示できるように、レスポンシブ対応を行います。

“width”(幅)は基本的に100%に設定することでレスポンシブ対応になります。こうすることでスマホやPC、タブレットなど、どのブラウザでも最適な横幅で動画を表示することができます。

“height”(高さ)はホームページのデザインによって多少異なりますが、大体350〜500ピクセルに設定することで綺麗に表示できます。

埋め込み作業を依頼する

自分で埋め込む場合は、埋め込みコードを表示したい箇所にコピー&ペーストすると表示できますが、ホームページ制作会社に埋め込みを依頼する場合は、以下の点を伝える必要があります。

①動画の埋め込み箇所
②埋め込みコード

この二点があれば動画の埋め込みを依頼することができます。

4-2.静止画バーチャルツアーを埋め込む方法

静止画バーチャルツアーは、利用するプラットフォームによって埋め込みコードの確認方法が異なります。基本的にはYouTubeと同じく、iframeの埋め込みコードを取得し、ホームページに貼り付けることで表示できます。

詳しくは、VRコンテンツの制作を依頼した企業に問い合わせてみると良いでしょう。

5.まとめ

ビジネスシーンのオンライン化は加速し、情報のやりとりが全てオンラインで完結することも珍しくなくなりました。そんな今だからこそ、ユーザーに向けて発信されるWebコンテンツはより重要な役割を担っています。

ホームページを作って終わりではなく、より効果を生むマーケティングツールにするために、ぜひ自社に合ったコンテンツをご検討してはいかがでしょうか。

VRtipsを運営するリプロネクストでは、企業・自治体様向けのVRコンテンツの制作を行っています。「こんなコンテンツは作れるだろうか」「自社のリアルな魅力を発信したい」とお考えの方は、お気軽にご相談ください。

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