【個人・ビジネス用途別】おすすめVRヘッドセットを紹介
VRヘッドセット(VRゴーグル)の数は年々増えており、アマゾンで「VRゴーグル」と検索すると述べ8,000以上の検索結果が出ます。
今回は初めてVRヘッドセット(VRゴーグル)の購入を検討している方に向け、プライベートからビジネス用までおすすめのVRヘッドセットを紹介します。
目次
1.VRヘッドセットとは

VRヘッドセッドとは、VR(ヴァーチャル・リアリティ)を体験するためのデバイスのことを指します。
HMD(ヘッドマウントディスプレイ)、VRゴーグル、VRデバイス、VRメガネ、VRグラスなど言い方や性能が異なるものがりますが、仕組みはほとんど同じです。
2.VRヘッドセットを選ぶ前に知っておくべき3つの種類
VRヘッドセットは大きく3種類に分けられます。種類によってできることが変わってくるので是非ご覧ください。
- PC・ゲーム機 接続型
- スタンドアローン型
- スマートフォン差し込み型
2-1.PC・ゲーム機 接続型
VRヘッドセットとパソコンやゲーム機を繋げるタイプのデバイスです。高スペックのパソコンやゲーム機が映像を処理してくれるため、高品質なVRコンテンツを楽しめるのが魅力です。
デメリットはVRヘッドセットの他にデバイスが必要な点と、コードを複数利用するため移動しずらい点、設定に少々手間がかかるということが挙げられます。
2-2.スタンドアローン型
スタンドアローン型VRヘッドセットの特徴は、コードレスなことです。
場所を選ばずに利用したい、簡単に設定したい場合に便利です。
デメリットは、一般的にPC接続型よりも性能が落ちることです。ただ、傾向としてはスタンドアローン型が増えてきているため、今後は性能がPC型同等に高まることが期待されます。
2-3.スマートフォン差し込み型
スマートフォンを差し込んで利用できるのがスマホ型VRヘッドセットの特徴です。
性能はPC型やスタンドアローン型に落ちますが、VR体験がとにかく簡単にできるため、初めてVRを体験したい人の入口として使うのにおすすめのタイプです。
3.VRヘッドセットを選ぶ前に考えておくこと

3-1.どこで/誰が/何のために使うのか?
最初に決めておきたいのが、VRヘッドセットを使う目的です。
自宅でゲーム用なのか、まずは試してみたいなのか、仕事で使うのかなどによって必要なスペックも変わってきます。
自宅でゲーム用なら持ち運びができなくても問題ないですが、仕事で使うなら簡単にセッティングができる方が良いですよね。買ってから「使いにくい」「持ち運びにくい」など後悔しないように注意が必要です。
3-2.短期ならレンタルという選択肢も
VRヘッドセットを購入したいけど、どれを購入して良いからわからない。
こういう場合にはVRヘッドセットをレンタルするというのもおすすめです。購入すると数万円するものでもレンタルなら10分の1の価格で試すことが可能です。
他にも最近だとVR体験ができる漫画喫茶も増えてきているので、近くにあったら体験してみても良いかもしれません。
4.用途別:おすすめのVRヘッドセットを紹介
ここからおすすめのVRヘッドセットの紹介をしていきます。個人と法人にわけて作成したので参考にしてください。
4-1.【個人編】ゲーム・動画を楽しむ
最初に個人で購入するのにおすすめなVRヘッドセットです。まず、ゲームを楽しむなら6DoF※は必要です。動きのないゲームだと飽きてしまう可能性があるので、少し値段がはりますが高性能なVRヘッドセットの購入がおすすめです。
※6DofとはVR体験の自由度を示すもので、3DoFは頭の動きの3軸、6DoFは行動範囲も含めた6軸に動けるため、よりリアルなVR体験が可能になります。
▶︎▶︎関連記事:VRのDoFとは?3DoFと6DoFの違いをやさしく解説
VR動画を視聴してみたいということであれば、スマホ用の数千円で購入できるものや段ボール製のものを購入するのが良いです。ということで、今回ゲームなどの体験を想定して、6DoF対応のVRヘッドセットを紹介していきます。
PlayStation VR2

最初に紹介する商品が現時点で未発売のものなのですが、商品として注目しているので「VRゲームをしたい」という人がいれば、購入を待つのが良いかもしれません。
ソニーが2022年1月のCES 2022において、VRゲーム体験を飛躍させる製品と位置付けており、新しいセンサーやコントローラーを採用したほか、視線トラッキングの機能や4K対応をしていることも発表しています。
初代PlayStation VRも人気はあったのですが、視野角や解像度について課題がありました。
PlayStation VR2ではこの課題を解決してさらに新しい機能も付いているため期待大です。
価格:未公開
DPVR/E3-4K Gaming Combo

今すぐ高品質なVRゲームを体験したい人はDPVR/E3-4K Gaming Comboなら、4K解像度に5.5インチディスプレイのためゲームだけでなく高画質で動画も楽しめます。
注意点で言うとスピーカーが搭載されていないため、音を聞くにはヘッドホン端子に、ヘッドホンやイヤホンを装着する必要があります。
価格:約44,000円
▶︎▶︎DPVR公式サイトはこちら
Meta Quest2

初めてVRヘッドセットの購入をするなら「Meta Quest2」というくらい、使い勝手が良く初心者にもおすすめです。
Meta社(旧:Facebook社)が運営元ということもあり、テレビCMや利用者も多く圧倒的な知名度のあるVRヘッドセットです。
人気の大きな理由としては、ワイヤレスで体験ができること。VRの課題であったVRヘッドセットとPCを接続してトラッキングセンサーをつけてコードを複数繋げて…というストレスがなくなったことが大きいです。
画質は4Kまでには届かないものの綺麗に表示がされますし、音もはっきりと聞こえるので使いやすい一台です。
価格:128GB 59,400円、256GB 74,400円
▶︎▶︎Meta Quest2 公式サイトはこちら
4-2.【ビジネス編】使い方によって幅広い選択肢がある
続いてVRヘッドセットのビジネス利用についてですが、個人が使うのと異なり、ビジネス利用だとVRヘッドセットの使い方の幅が一気に広がります。是非参考にしてください。
1.常時設置して高品質のVR体験を届けたい
展示会などのイベントで来場いただいた方にVR体験をしてもらいたい場合や、会社に常時設置しておく場合に使われているVRヘッドセットは主に2つあります。
VIVE Pro 2
4,896×2,448ピクセルの高解像度であるため、見せたいVRコンテンツをより綺麗に見てもらうことが可能です。
ベースステーションというトラッキングするための場所を確保する必要があるため、ある程度広い方が使いやすいですが、頻繁に動かない場合には特に気になりません。
ヘッドフォンもついているため、深い没入感を体験してもらうにはおすすめです。
さらに別売りのVIVEフェイシャルトラッカーを購入すれば、VTuberのように自分自身を表現したり実物のリアルな口の動きなどを撮影して表現することもできます。
価格:103,400円
▶︎▶︎VIVE Pro 2 公式サイトはこちら
Meta Quest2

個人向けでも紹介しましたが、Meta Quest2はビジネス利用でもおすすめの機器です。
会社で使う場合、ITやデジタルに強い人だけでなく多くの方が利用する可能性があるため、ワイヤレスで接続が簡単で使いやすいMeta Quest2はおすすめです。
展示会/営業ツール/社内研修/VR会議など幅広く利用できるのも魅力の一つです。
価格:128GB 59,400円、256GB 74,400円
▶︎▶︎Meta Quest2 公式サイトはこちら
2.VRの可能性を知るために1台ほしい
Meta Quest2
何度もMeta Quest2を紹介していますが、それくらい初めてのVR体験には魅力的なデバイスです。
「最近VRやメタバースをよく聞くけど、ウチの会社に関係あるの?」と思っている方も多いと思いますが、そんな場合に社内で1つ用意するならMeta Quest2がピッタリです。
Meta Quest2は、Meta社のため、今後拡大していくメタバースの世界をリードしていく際に一番利用される可能性が高いデバイスです。
3.お客様に体験してもらいたい

VRヘッドセットの欠点とすると、デバイスが高額のため大人数向けの体験ができません。
ただ、住宅会社や大学などのように「自分たちのVRコンテンツを多くの方に伝えたい」というケースもあると思います。
そんな時におすすめなのが、ダンボール製VRゴーグルです。
箱型ダンボールに専用レンズをつけている簡易的なVRヘッドセットのため、低価格でノベルティとして配布することができます。また、折り畳むとA4サイズに収まり、スマートフォンがあれば誰でも体験できるため、イベント会場で体験いただくことや資料請求してくれた方に郵送で送って自宅で体験いただくことも可能です。
5.まとめ
VRヘッドセットは体験してみないとどれが自分に合っているか判断するのは難しいです。
まずはレンタルや簡易版などで体験をしながら、用途に合わせて良いものを購入していくのがおすすめです。
VRやメタバースの世界が今後広がっていく中で、個人でも仕事でもVRに触れていけるとおもしろいですね。