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VRのDoFとは?3DoFと6DoFの違いをやさしく解説

VRは「360度パノラマで映像が見られる」「映像世界の中に入ったような気持ちになれる」など、それぞれがイメージを持つ程に世の中に浸透しつつあります。

そんなVRについて「DoF」というキーワードを耳にしたことはありますか?
実はこの「DoF」は、VRに触れる前に知っておくと便利な指標で、疑似体験で大きな違いを生むキーワードなのです。

この記事では「DoF」について3DoFと6DoFの違いや、ビジネスシーンでの活用方法、そして「DoF」別にオススメVRゴーグルを紹介します。

1.VRのDoFとは

DoFとは「Degree of Freedom」の略称で、日本語訳で自由度のことです。
VRの自由度、すなわち感知できる方向が増えるほど、表現に幅ができ、VRの没入感が高まります。

このVRのDoFには現在「3DoF」「6DoF」があり、数字が大きいほど感知できる方向が多いということになります。

2.3DoFと6DoFの違い

それでは、「3DoF」と「6DoF」は具体的にどのような違いがあるのか説明します。

2-1.3DoFは頭の回転や傾きまでを感知

3DoFの3は自由度の軸が3パターンあることを指し、「頭の回転や傾き」までを感知してくれます。

頭の動きに合わせて上下、左右、傾きに対応しており、360度映像を視聴することが可能です。スマートフォン装着型のVRゴーグルや、スタンドアローン型VRヘッドセットなどに対応しています。

2-2.6DoFは頭の上下左右前後の動きを感知

6DoFは自由度が6パターンあることを指し「頭の回転や傾きだけでなく、身体の動き」にも対応します。具体的には「歩く」「しゃがむ」「体を近づける」といった動きを処理することが可能となるのです。


3DoFの要素に加え身体の上下、左右、前後の動きに対応しており、「Meta Quest 2」のようなスタンドアローン型VRヘッドセットやゲーム機接続型の「PSVR」などが該当します。

3.6DoFのメリット

「3DoF」よりも数字の大きい「6DoF」の方が、動きの処理能力が高いということがわかりました。
「6DoF」のメリットは、VRの仮想世界と現実世界の動きが連動することで、より没入感を深く味わうことができる点です。

VRの世界に入り込んで、まるでその場にいるかのような体験ができるのです。

4.6DoFのデメリット

現段階で、「6DoF」に対応したVRコンテンツにはCG技術が必要となり、実写のVRコンテンツは3DoFでの体験になります。


例に挙げると、ソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」やVRリズムゲーム「Beat Saber」などは6DoFに対応していますが、YouTubeに数多く公開されている実写VR・360度動画は3DoFです。

ですが、今後技術の進歩によって実写VRの6DoFも実現するかもしれません。

5.3DoFのビジネス活用方法

続いては「3DoF」「6DoF」それぞれのVRコンテンツのビジネス活用事例を見ていきましょう。

5-1.観光プロモーション【小千谷市観光交流課】

アフターコロナでの誘客や観光PRを目的に、新潟県小千谷市のリアルな魅力を、国内外の幅広い層に向けて訴求するVRコンテンツです。

上記に紹介している映像は、小千谷市の人気イベント「風船一揆」の疑似体験コンテンツで、気球の試乗気分を味わうことができます。

3DoFのVRコンテンツを楽しめるオリジナルVRゴーグルを合わせて制作し、イベントやキャンペーンのノベルティとして活用しています。

小千谷 VRゴーグル

5-2.キャンパスツアー【長岡工業高等専門学校】

新潟県にある長岡工業高等専門学校(以下、長岡高専)のVRキャンパスツアーです。

新潟県内・県外から進学を検討する中学生はもちろん、地域の方々に長岡高専について知っていただきたいという理由で、先生が目の前で学校案内をしているようなVRコンテンツが誕生しました。

3DoFの強みを活かすべく、空間を見渡すことで特色が伝わる撮影ポイントを選定したり、視線をあらゆる方向に誘導できるように随所に工夫がされています。

このコンテンツは、長岡高専ホームページで公開されています。

5-3.ブルワリー見学【東京エールワークス】

ビールのサブスクリプション・サービスの契約者特典として、自宅でビール工場の見学気分が味わえるVRコンテンツ「TOKYO ALEWORKS バーチャル・ブリュワリーツアー」です。3DoF対応のオリジナルVRゴーグルで楽しむコンテンツです。

製造・品質最高責任者のボブ・ストックウェル氏が案内人となり、ビール醸造の工程やタップルームの紹介など、こだわりを届けてくれます。約8分30秒の本編では、ビール醸造の際に使う道具の内部からの様子や、ビール目線の映像などVRならではの視点を盛り込んでいます。

5-4.技術継承【長岡市IoT推進ラボ 】

「きさげ」技術の継承と、技術力のPRを目的に制作した技術継承VRコンテンツです。

製造業全体の課題でもある「技術の見える化」に取り組み、先輩の隣で技術を教えてもらっているような疑似体験ができる内容です。

手元の繊細な動きは、詳細に見ることができるようにVR動画の中に通常動画を埋め込み、わかりやすさを追求。こちらは、新人研修やインターンシップで活用されています。

6.6DoFのビジネス活用方法

6-1.住宅販売【株式会社クリーク・アンド・リバー社】

株式会社クリーク・アンド・リバー社は、ハウスメーカーや工務店がVR空間でお客様に住宅をプレゼン・販売できるサービス「超建築VR」を提供しています。

VRモデルハウス内では、床や壁、キッチンなどを詳細な建築データを基に再現。

営業担当者もお客様も、それぞれの場所からVRモデルハウスにアクセスし、住宅を説明・見学することができます。

6DoFを実現することで、しゃがんで床を確認したり、空間の広さを疑似体験することも可能です。


▶︎▶︎参考:株式会社クリーク・アンド・リバー社 プレスリリース

6-2.会議【株式会社ベイジ】

Web制作会社のベイジは、リモートワークのスタッフが多数を占めていることから、アバターで対面のように開催できるVR社内ミーティングを実施・検証しました。

ビジネス会議用アプリ「Horizon Workrooms」を使い、アバター同士でミーティングを行うことでビデオ会議よりも距離感の近さや話しやすさを実感したそう。一方で、ヘッドセットをしながらの会議の難しさなども挙げられています。

下記の検証記事には、メリットやデメリットが詳しくまとめられています。

▶︎▶︎参考:株式会社ベイジ オフィシャルブログ

7.3DoF対応のVRゴーグル3選

VRヘッドセットの進化により、3DoFヘッドセット「Oculus go」「Gear VR」は、いずれも販売を終了しています。3DoF対応のVRゴーグルは、スマホ装着型が多数販売されています。

7-1.サンワサプライ MED-VRG3

普段使用しているスマートフォンを装着すると、気軽にVRや3D動画を楽しむことができます。

また、耳まで包み込むヘッドフォンがついており、音と共に高い没入感を体験することができます。個人で楽しむだけでなく、イベントや企業での研修場面など様々なシーンで活用できるVRゴーグルです。

▶︎▶︎サンワサプライ公式サイトはこちら

7-2.100円ショップ VRゴーグル

手軽に手に入れられるのが、100円ショップで購入できるVRゴーグルです。段ボールタイプで、スマートフォンを装着することでVR映像を見ることができます。

何と言っても100円(税抜)という価格の安さが魅力で、「初めてVR映像を試してみたい」という方には手に取りやすいでしょう。

7-3.リプロネクスト オリジナルVRゴーグル

VRtipsを運営するリプロネクストでは、法人・団体のノベルティ・グッズ向けに、スマホで体験できる段ボールVRゴーグルを制作しています。

「イベントで多くの方にVR体験を届けたい」「自宅に持ち帰ってVRを体験してほしい」というニーズに答え、オリジナルのプリントや形状変更も可能です。

レンズは一眼・二眼で、用途や対象に合わせて変更ができます。

▶︎▶︎リプロネクスト VRゴーグルページはこちら

8.6DoF対応のVRゴーグル3選

8-1.Meta Quest 2

Meta Quest 2

Meta社(旧:Facebook社)から販売されているスタンドアローン型の最新VRヘッドセット。6DoF対応はもちろん、本体さえあればケーブルや他の接続機器は必要ないので、動作の自由度が非常に高いのが魅力です。

最近ではビジネス利用も増えている人気の機種です。

▶︎▶︎Meta Quest 2 公式サイトはこちら

8-2.VIVE Flow

2021年11月にHTC社から発売されたスタンドアローン型VRゴーグル。

サングラスのような見た目で軽量でコンパクトながらも、6DoFに対応した自由度の高いVRゴーグルです。

装着のストレスが軽減されるため、VR展示会、VR会議などの比較的長時間の利用にも便利です。

スマートフォンがコントローラー機能を兼ねる点でも持ち運びやすさに長けており、プライベート・ビジネス共に今後活用の幅に期待が高まります。

▶︎▶︎VIVE Flow公式サイトはこちら

8-3.PlayStation VR

PlayStation VRはゲーム機「PlayStation」に接続するVRゴーグルです。ソニー独自の3Dオーディオ技術、視野角の広さ、頭部の位置を正確に認識するカメラなど、性能が高く、よりリアリティのあるVR体験が実現します。一方で、ハイスペックが故にコストが高くなっているので複数台用意するには数十万円の金額がかかります。

すでに「PlayStation VR2」についても情報が解禁されており、発売までに期待が高まっています。

▶︎▶︎PlayStation VR公式サイトはこちら

9.まとめ

「3DoF」「6DoF」のそれぞれの特徴や仕組みを理解すると、コンテンツ作りやVRゴーグル選びに役立ちます。

「どういった用途で使いたいのか」「どんなことを表現したいのか」で選び方は変わってくるので、今後も一つの基準として覚えておきましょう。

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