- 2023/02/14
- 2024/04/11
【2023年最新】ARグラス・スマートグラス10選! ビジネスで注目の機種を厳選
ここ最近「ARグラス」「スマートグラス」というワードを耳にする機会が増えていませんか?
新型機種の発表や発売が続き、今まさに注目を集めている最新デバイスなのです。
ARグラス・スマートグラスの活用はビジネスシーンで進んでおり、業務の見える化や研修の効率化、観光案内や施設紹介など幅広い用途でニーズが広がっています。
この記事では、ビジネスで使える注目のARグラス・スマートグラスを10アイテムご紹介します。
機種ごとの特徴をまとめたので、自社での活用イメージと照らしながらご覧ください。
目次
1.ARとは

AR(Augmented=拡張、Reality=現実)は日本語で”拡張現実”と訳されます。
拡張現実とは、スマートフォン・タブレット・メガネなどのデバイスを通して、現実世界の中に仮想オブジェクトを重ねて、現実と仮想が一つの映像として見える技術です。
例えばデバイスを起動させてスニーカーを映すと、値段やスペック、商品を着用した際のイメージ動画が再生されるなど、肉眼だけでは見えない情報を表示させることができます。
事例を交えたARの詳しい紹介や、VRとの違いは下記の記事で解説しているので合わせてご覧ください。
▶︎▶︎関連記事:ARとVRの違いをわかりやすく解説!ビジネス&エンタメ活用事例も紹介
2.ARグラスとスマートグラスの違い
「ARグラス」「スマートグラス」はセットで登場することが多く混同しがちですが、現在の認識では 「スマートグラス」という大きなカテゴリーの中に属する「ARグラス」という認識で良いでしょう。
スマートグラスはメガネのように装着することで、目の前にデジタル情報を付加したり、動画を表示したりする端末のこと。
そのスマートグラスの中でもARグラスは、カメラやセンサーによって現実にある空間や物体を認識し、デジタル情報を加えて表示するグラス(メガネ)を指します。
3.注目のARグラス・スマートグラス10選
ここからは、2022年注目のARグラス・スマートグラスを紹介します。自社での活用方法にフィットしたアイテムが見つかれば嬉しいです。
商品名 | 価格 |
Nreal Air | 45,980円 |
Nreal Light | 69,799円 |
MOVERIO BT35ES | 136,400円 |
Rokid Air | 69,800円 |
HoloLens | 422,180円 |
ThinkReality A3 | 約217,000円 |
MAD Gaze GLOW PLUS | 79,038円 |
Vuzix Blade 2 | 約180,000円 |
Magic Leap 2 | 約450,000円 |
Project Cambria | 約210,000円強 |
3-1.Nreal Air(エンリアルエアー)

中国の「Nreal Ltd.」が開発している「Nreal Air」は、サングラスのようなスタイリッシュなデザインが魅力のARグラス。45,980円とARグラスの中では比較的リーズナブルなので、複数台用意がしやすく、企業が主催するイベントや展示会で登場する機会が増えています。
ファッション誌「ヴォーグ ジャパン」が開催したイベントでは、Nreal Airを装着すると目の前にオリジナルアバターが出現するARコンテンツが用意され、話題になりました。
#今日のAir 🕶
— Nreal Japan (@NrealJapan) September 17, 2022
今日は表参道ヒルズのVOGUEさんのイベントにて、@voguejp オリジナルアバター「S六S(シックス)」ちゃんの動画をNreal Airでお披露目しています🥰
ARモードで沢山のシックスちゃんを空間上に並べるととっても可愛いです🫶
iPhoneの方にはNreal Adapterも🍎https://t.co/x1JhHpUTRI pic.twitter.com/IyWt6uqq3w
デバイス単体では機能せず、Androidスマートフォンとの接続後に使用できるので、その点は注意しましょう。
▶︎▶︎関連記事:スマートグラス「Nreal Air」とは?特徴やできることを紹介
3-2.Nreal Light(エンリアルライト)
「Nreal Air」の兄弟とも言えるARグラス「Nreal Light」。価格は69,799円で「Nreal Air」と比べると高価ですが、大きな違いは6DoF対応であること。
3DoF対応の「Nreal Air」は頭の傾き・動きのみに対応していますが、「Nreal Light」には空間コンピューティングカメラが2つ内蔵されており、顔の向きだけでなくユーザーの移動方向や距離もキャッチします。
例えば、モデルルームを歩きながら、AR技術で部屋内に配置されたデジタル家具を見て回るということもできます。
「Nreal Air」と同じく、Androidスマートフォンを使って専用アプリ「Nebula」でコンテンツの再生ができます。「気になるけれど、購入は躊躇してしまう」という方は「Rentio」で月額6,500円でレンタルができるので、試してみるのがおすすめです。
▶︎▶︎Nreal Light 公式サイトはこちら
3-3.MOVERIO BT35ES

EPSONが開発する「MOVERIO」シリーズのBT35ES。オフィスから現場へ遠隔指示、製造業の技術継承、観光地のPRツールなど、ビジネスユースを想定したスマートグラスです。
Android搭載の専用コントローラーにアプリケーションをインストールすると、現場とオフィスで状況をリアルタイムに共有することが可能。また、観光地PRとしては、スマートグラスを通して、観光施設の過去と現在の対比をARで表現することもできます。価格は136,400円です。
▶︎▶︎EPSON MOVERIO BT35ES 公式ページはこちら
3-4.Rokid Air

こちらは、2022年8月に日本国内での販売が開始された「Rokid Air」。
82gと軽量で、メガネをかける感覚で装着できます。本体にシステムは内蔵されておらず、スマホやタブレット、PCの映像をミラーリングします。
装着すると目の前には120インチのスクリーンが広がり、スマートグラスの中でトップクラスの画面の大きさを誇ります。価格は69,800円。
「映像を見ながら細かな作業がしたい」といった場合、この巨大スクリーンが役に立つでしょう。
▶︎▶︎VANLINKS SHOP(国内正規代理店)はこちら
3-5.Microsoft HoloLens 2
Microsoft社が提供するAR/MRヘッドマウントディスプレイ「HoloLens」シリーズの最新機種。これまで紹介したデバイスに比べると頭部への負荷はやや大きいですが、他の機器との接続は不要で、本体にコンピュータが搭載されています。
価格は422,180円とハイエンドなアイテムながら、音声認識やハンドジェスチャー機能が搭載され、業務中もストレスなく操作ができるのが魅力。
遠方同士のユーザーで3Dオブジェクトを共有しながらリアルタイムのコミュニケーションが取れ、医療・製造業・建設業など、幅広い業界で役立てることができます。
▶︎▶︎Microsoft HoloLens 2公式ページはこちら
3-6.ThinkReality A3
世界的なPCメーカーのLenovoが、企業向けのARグラス「ThinkReality A3」を販売しています。
在宅ワークでバーチャルモニターとして使ったり、製造現場で着用しながらガイド付きワークフローを確認したりできます。
現場での使用も想定し耐衝撃性レンズを採用し、安全面にも考慮された作りが特徴。研修の効率化や技術の見える化など、製造業のDXに一役買うARグラスと言えるでしょう。価格は日本円で約217,000円です。
3-7.MAD Gaze GLOW PLUS
香港のスタートアップ企業が手掛けるスマートグラス「MAD Gaze GLOW PLUS」。
Type-Cケーブルでデバイスで接続することで利用でき、92gと軽量なので外出時にも持ち運びが便利です。3D対応なので、立体的な映像も視聴可能。
カラーはパープル、イエロー、ピンクなど6色で展開しているので、ファッションを楽しむ感覚でユーザーに選んでもらえる点も魅力です。価格は79,038円です。
▶︎▶︎MAD Gaze GLOW 公式サイトはこちら
3-8.Vuzix Blade 2
アメリカの「VUZIX(ビュージックス)」が開発した法人向けスマートグラス。2022年9月に発売が開始されました。
ノイズキャンセリングマイクや内部スピーカーが備わっており、外部とのコミュニケーションが取りやすく、屋内外問わず使いやすいUV保護レンズなど、優れた機能面が特徴です。
販売価格は1,299.99米ドル(日本円で約18万円)。法人向けということで、作業者が安全かつ快適に使えることを目的に設計されています。
▶︎▶︎Vuzix Blade 2 公式ページはこちら
3-9.Magic Leap 2
初代Magic Leapとは異なり、ビジネス志向の製品として開発し、国内では2022年内に発売予定の「Magic Leap 2」。
医療・防衛及び公共機関・製造及び産業環境に焦点を当てて開発されており、業界の課題解決や業務効率化に役立てることを目的としています。
価格は3,299米ドル(約45万円)からと少々値が張りますが、AMD製プロセッサーを搭載した専用のコンピュートパックが付属されており、機能性にも注目が集まっています。
▶︎▶︎Magic Leap 公式サイトはこちら
3-10.Project Cambria
「Meta Quest 2」で有名なMeta社が2022年内に発売予定の最新ヘッドセットは、AR機能も備えていると発表されています。メガネタイプよりは重量感はありますが、VR/AR機能を使い分けることができ、一つのデバイスで色んな活用方法が期待できそうです。
価格は1,500米ドル(約21万円強)と「Meta Quest 2」と比較すると高額のようですが、Metaが開催するカンファレンス「Meta Connect」での続報を待ちましょう!
4.まとめ
年々、進化を遂げているARグラス・スマートグラス。
現在は製造業や建設業での導入が目立ちますが、今後は観光業・小売業・教育機関・自治体など、ニーズの幅は確実に広がっていくでしょう。
VRtipsを運営するリプロネクストでは、ARグラス・スマートグラスを活用したコンテンツ制作を行っております。
実際にコンテンツをお試しいただくことも可能ですので、ビジネスでの活用をご検討中の方はお気軽にお問合せください。