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VRコンテンツ バーチャルツアーの種類

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  • 2023/04/26
  • 2024/04/11

移動なしで海外・遠方研修ができるバーチャルツアー【使い方や活用事例を紹介】

Web上で空間・施設の様子を360°伝えられるバーチャルツアーは、どこにいても現地の雰囲気を届けられるとして、「オンライン学校見学」「工場見学ツアー」「観光プロモーション」など様々な用途で活用されています。

特に新型コロナウイルス感染症の影響で、遠方への移動や密集した空間への制限が加わったことで、バーチャルツアーの導入は急速に進みました。

そんなバーチャルツアーですが、遠方研修用コンテンツとしても活用ができることを知っていますか。物理的な移動を必要としないため、感染症対策はもちろん、コスト削減も期待できるのです。

この記事では、バーチャルツアーを活用した遠方・海外研修コンテンツのメリットや使える機能、さらに実際の活用事例をご紹介します。

1.バーチャルツアーとは

バーチャルツアーは、360°の静止画を視聴しながら、移動できるVRコンテンツです。
バーチャルツアーには大きく2種類の制作方法があり、実際の施設や場所を専用器材を使い、360°撮影して制作するタイプと、現実にはない空間を3DCGで制作するタイプがあります。


以下は実写タイプの国立印刷局様の「バーチャル工場見学」の事例です。好きな方向に動かしたり、進んでみてください。

▶︎▶︎国立印刷局様 バーチャル工場見学事例はこちら

操作方法は、皆さんが馴染みのあるものだと「Googleストリートビュー(インドアビュー)」のイメージに近く、進みたい方向へクリックやタップをすると、画面が移動。まるで歩いているかのような体験ができるのが特徴です。

またバーチャルツアーは、移動だけでなく、動画や画像・テキストを表示させることもできます。オンラインとオフラインの融合のような、Web上だからこその表現がかないます。

2.遠方研修にバーチャルツアーを活用するメリット

では、遠方の研修にバーチャルツアーを活用するメリットとは何なのかを紹介していきます。

  • 移動にかかるコスト・時間が不要
  • 現地の雰囲気をリアルに体感できる
  • 現地の予習・復習ができる
  • 対話をしながら現地の様子を確認できる

2-1.移動にかかるコスト・時間が不要

研修を遠方で開催する場合、そこには交通費・移動時間がかかります。人数が増えれば増えるほどコストはかさみ、移動時間が増えるほど通常業務を圧迫してしまうことも。

バーチャルツアーに置き換えて研修を実施することができれば、参加者はどこからでもアクセスできるようになり、移動にかかる時間とお金を削減することができるのです。

研修用バーチャルツアーコンテンツを用意するには初期費用がかかりますが、一度制作をすれば何度でも繰り返し使えるので、長期的に見るとコストパフォーマンスの高い研修を行うことができます。

2-2.現地の雰囲気をリアルに体感できる

バーチャルツアーの魅力は、360°リアルに現場の雰囲気を届けられること。

現地の規模感や質感、周囲の環境などをより正確に伝えられるので、Web上でありながらも”体験”として伝えることができます。リアリティを追求したい場合はVRヘッドセットを用意することで、参加者は仮想現実の空間に入り込んだ感覚を得られます。

2-3.現地の予習・復習ができる

遠方の研修は移動費等のコストがかかるため、一人のスタッフが何度も繰り返し研修を受けるという場面は多くないでしょう。

ですが、人によって理解度・習熟度が変わる研修は、常に予習・復習ができる状態が望ましいです。

バーチャルツアーであれば、オフィスや自宅にいながら自分の見たい部分を繰り返し確認ができるため、その場にいるような感覚で予習・復習ができます。

2-4.対話をしながら現地の様子を確認できる

例えば、海外のグループ会社の工場内を見学する際、対面であれば現地スタッフが一緒に回りながら説明をしてくれるというのが一般的です。

バーチャルツアーでは360°映像を動かせる空間で、同じ画面を共有しながらビデオ電話でコミュニケーションを取ることができます。

画面越しにはなりますが、同じ視線の先にあるものを見ながら質問ができるというのは、ほとんど対面と変わらない感覚で現地の見学ができると言えるでしょう。

3.遠方研修にバーチャルツアーを活用する際に使える機能

ここでは、実際に遠方研修をバーチャルツアーで行う際におすすめの機能を紹介します。

  • ビデオ通話/チャット機能
  • 動画/写真の埋め込み
  • MAP表示機能
  • Q&A機能
  • 閲覧制限
  • コメント機能

3-1.ビデオ通話/チャット機能

バーチャルツアーでのビデオ通話機能

ビデオ通話/チャット機能を追加することで、現地の様子を互いに確認しながら双方向のコミュニケーションを取ることができます。

「ここはどんな機能を持つ施設なのですか?」「奥にある設備について、もう少し詳しく説明してください」など、リアルタイムに質問を投げかけながら、現地さながらの研修を行うことができます。

またビデオ機能では、参加者側が主体で操作するモードと、主催者側が参加者を誘導するモードがあるので、状況に応じて使い分けも可能です。

3-2.動画/写真の埋め込み

より詳しく説明を加えたい部分には、動画や写真の埋め込みがおすすめです。例えば機械が稼働している様子や、人が作業をしている様子の動画を埋め込むことで、より現地への理解が深まるでしょう。

3-3.MAP表示機能

行ったことのない場所では、施設や空間の全体像が把握しずらい場合も多いと思います。

そこで、バーチャルツアー内に地図を表示させておくことで、常に自分が今どの場所にいるのかを把握しておくことができます。

3-4.Q&A機能

クイズを設置することで、参加型の研修コンテンツにすることができます。
動画を使った試聴型の研修では参加者が受け身になりがちですが、クイズに答えながら能動的に参加することで現地への理解度が深まるでしょう。

3-5.閲覧制限

セキュリティの観点から「オフラインのみで使えるようにしたい」「パスワードをかけて限定公開にしたい」というニーズもあるでしょう。

コンテンツに閲覧制限をかけることができるので、状況に応じて使い分けられます。

3-6.コメント機能

バーチャルツアー内にコメント機能を追加することで、スタッフ間での情報共有が可能になります。

例えば、バーチャルツアー内での質疑応答をコメントとして残しておくことで、他の参加者が見た際にどんな質問があがったのかを確認することができます。

4.バーチャルツアーの研修活用例

VRtipsの運営元であるリプロネクストで担当した研修向けバーチャルツアーの事例を紹介します。

4-1.社内研修のためのバーチャルツアー【エネルギー業界】

とある施設にて、社内共有用のオフラインバーチャルツアーの制作を担当しました。(社外への情報流出防止の目的で、オフラインコンテンツとして制作しています)

広大な施設であるため、地上49ヶ所・上空(ドローン撮影)20ヶ所を撮影し、各ポイントを360度見学したり、マップから任意の場所へ移動することができます。


また、コメント作成機能を追加。ログイン後はコメントを追加することができ、他のメンバーに共有ができます。

これにより、遠方にいる社員もその施設の状況を視覚的にわかりやすく把握できるようになり、情報伝達がスムーズに行われるようになりました。

4-2.危険箇所を学ぶバーチャルツアー【建設業界】

建設会社様からのご依頼で、作業現場の危険箇所を事前に確認するための「安全教育バーチャルツアー」を制作しました。

現場の状況を360度確認しながら、危険だと思うところをクリックすることで、なぜその場所が危険なのか解説画面が表示されます。

リアルな現場の様子を見ながら状況を確認することで、作業する際の具体的な危険箇所をイメージしやすい上に、それぞれが好きな時に予習・復習することができます。

こちらの建設会社様では、パソコンやスマートフォンだけでなく、VRヘッドセットを用意することで現場にいるような感覚での疑似研修を導入いただいています。

5.まとめ

「移動をせずとも、現地の雰囲気がわかる」というバーチャルツアーの強みを活かすことで、遠方や海外の研修コンテンツとして役立てることができます。

「支社が沢山あり、思うように情報共有ができていない」「本番の業務は危険なので、作業イメージや現場の雰囲気を事前に伝えたい」といったお悩みを抱えている企業様は解決策の一つとして導入を検討してはいかがでしょうか。

リプロネクストでは、遠方・海外研修向けのバーチャルツアーコンテンツの企画・制作・公開までをサポートいたします。デモ映像もご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。

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