- 2022/12/06
- 2024/04/11
VR制作の見積もり依頼前に知っておきたい7つのこと【企業選定のポイントも】
バーチャルツアーやVR工場見学など、ビジネスシーンでのVR技術の活用が増えてきました。
とはいえ、ビジネスでの活用事例はまだ多くないため、VR制作会社にどのように相談をしたら良いのか不安な方も多いでしょう。
また、予算感がわからず、まずは見積もりがほしいというご依頼も多くいただきます。
そこで今回は、皆さんがVR制作会社に見積もりを依頼する際に伝えておくとよい7つのことをご紹介します。
最後には、実際に制作会社を選ぶ際のポイントもお伝えします。
「これからVR活用について問い合わせをする予定だ」
「VRを依頼する際に押さえておくべきことを知りたい」
このようにお考えの方は、ぜひご覧ください。
目次
1.ビジネスに役立つVRとは
VRと聞くと最初に思い浮かぶのはゲームやアニメかもしれませんが、最近ではビジネスシーンでの活用も増えており、住宅・製造・観光・教育など幅広い業界で導入事例が増えています。
- 建物や空間のデータ保存を目的に
- 研修・教育目的のVR
- エンタメ・観光向けVR
- 集客や採用・広報を目的に
上記のように様々な目的で活用されているのです。
VRの最も大きな特徴は「どこにいてもVR空間で疑似体験ができる」こと。
移動を伴うことなくVR空間で体験したり、交流できることが強みです。
これは「行きたくても行けない」「体験したいけどできない」と移動や時間がハードルになってしまっていた課題を、解決に導きます。
動画や写真で”見る”のとは違い、”体験”として訴求したい場合にVRは非常に有効的なツールです。
2.VR制作の見積もり依頼で伝えておきたい7つのこと
それでは早速、VRコンテンツの見積もり依頼する際に伝えておくと良いことをご紹介します。
・目的/検討した背景
・ターゲット
・用途
・活用時期
・撮影場所/空間の広さ
・イメージ
・予算
2-1.目的/検討した背景
最も重要なのが、「VRを活用しよう」と思った目的や背景を制作会社に伝えることです。
制作会社としては、お客様がどんな課題やお悩みを持ってご相談くださったのかを深く理解することが大切。その後のコンテンツの質や表現方法にも繋がります。
・コロナ禍で会社説明会ができないけど、なんとかしたい
・VRを使って、遠方のお客様にPRをしたい
というような、ざっくりとしたご相談でも大丈夫です。「VRってこんなことできる?」でも構いません。そこからヒアリングを進め、どのような解決策があるかを練っていきます。
2-2.ターゲット
想定のターゲットも伝えるとベストです。
ターゲットの年齢によって、コンテンツの長さや使用するツール、表現が変わってきます。
もちろん、ターゲットが定まっていない場合でもプロに相談することで、ターゲット像が見えてくることもあります。
2-3.用途
用途が決まっていれば、伝えておくとよいでしょう。
・イベントで大勢に体験してほしい
・とにかくリアルに近い体験を届けたい
VRコンテンツの用途によって、見積もりの内容が変わってきます。迷っている場合はその旨をきちんと伝えれば、いくつかのパターンを提案してくれるでしょう。
2-4.活用時期
決まっていれば明確に伝え、未定であればその旨を伝えましょう。
急ぎで制作を考えている場合は、率直に希望納期を伝えることが大切です。
2-5.撮影場所/空間の広さ
撮影する場所や空間の広さは、見積もりを制作する上で大変重要な項目です。
撮影場所によって、交通費や適した撮影機材が変わってきます。
また、VRコンテンツは360°撮影可能なカメラで空間を撮影するので、空間の広さに応じて撮影スポット数が増え、見積もりが変動します。
地図や写真、図面などを共有すれば、より詳細な見積もりがもらえることも。
予算を抑えたい場合は、撮影スポット数を減らすなどの対応もできるため、制作会社に一度相談をしてみましょう。
2-6.イメージ
既に完成イメージをお持ちなのであれば、参考画像や動画リンクを制作会社に共有するのもオススメ。
実写のVRを使いたいのか、3DVRで仮想空間を作りたいのかで編集工程や制作費用は変わります。
「どちらも見て比較したい」という場合は、制作会社に両方お願いしたり、相見積もりを取ることをおすすめします。
2-7.予算
予算が決まっていれば、制作会社にお伝えしましょう。
予算に合わなかった場合でも、撮影・編集方法や表現の工夫で解決策が見えてくることもあります。
3.VR制作会社を選ぶ際の3つのポイント
最後に、制作会社を選ぶ際に覚えておきたいポイントも合わせてご紹介します。
・VRの制作実績を確認する
・強みを理解する
・見積もりを依頼する
3-1.VRの制作実績を確認する
会社を見つけたら、制作実績を確認しましょう。
動画依頼などにも共通する部分ですが、事例を見ずに依頼をすると「イメージと全く違った」ということが起こりかねません。
多くの制作会社がサイトやYouTubeなどに事例を出しています。依頼したいものに近い事例はあるかなど、見積もりを依頼する前にチェックしておきましょう。
3-2.強みを理解する
制作会社の強み・特徴を理解しましょう。
・CGに強い/実写に強い
マーケティングに強い/イベントに強い
など、事例やサイトから見えてくることがあります。
ここでいくつか候補が出たら、一社に絞らずに相見積もりを取るのがオススメです。
3-3.見積もりを依頼する
最後に、興味を持った企業から見積りを依頼しましょう。
先ほどの章で紹介した「伝えておきたい7つのこと」の中から伝えれば問題ありません。
未定の部分は率直に伝え、見積もりをもらいましょう。
見積もりは無料の場合が多いので、ミスマッチを防ぐためにも気になったら問い合わせてみましょう。
4.まとめ
VRは、ただの便利な技術としてではなく、ビジネスの課題解決ツールとして力を発揮します。
その力を最大限にするためにも、制作会社の選定や伝え方はとても大切。
この記事を読んで、少しでもVRを活用するまでの依頼イメージがついていただけたら嬉しいです。
「見積もりの相談がしたい」「どんなことができるか話が聞きたい」という方は、全国どこでもオンラインでお打ち合わせできますので、VRtipsからお気軽にご相談ください。
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