- 2023/02/07
- 2024/04/11
AR機能とは?対応機種や使えない原因&対処法を紹介
「ARモード」「AR機能」という言葉を聞くけど、実際どんなことができるのかよくわからないという方もいらっしゃるでしょう。
この記事ではAR機能がどんなものなのか分かりやすくお伝えします。
スマートフォンの対応機種やARが使えない場合の対処法もご紹介しますので、ARを体験したいとお考えの方はぜひご覧ください。
目次
1.ARとは
ARは「Augmented Reality」の略で、日本語では「拡張現実」と訳します。ARはスマートフォンやタブレット、スマートグラスなどを通じて、現実世界の映像にCGなどで作るデジタル情報を加えるもの。つまり、現実世界を拡張し、デジタルと融合させる技術のことです。
ARが実現する仕組みは「GPS(位置情報)型」「マーカー型」「空間認識型」「物体認識型」の4種類に分かれます。
1-1.GPS(位置情報)型
デバイスに搭載されているGPSや磁気センサー、加速度センサーから情報を認識し、デジタルコンテンツを表示させる方法です。
AR技術を使った代表的なゲーム「Pokémon GO」で、街中の特定の場所に行くとキャラクターを発見できるのは、この機能を使っているからです。
これらはセンサーの精度に依存しているので、人によってはコンテンツの場所がずれる、表示されないということが起こり得ます。
1-2.マーカー型
マーカー(目印)となる図形や画像を読み取ると、デジタルコンテンツが表示されます。
マーカーさえ用意できれば、好きな場所に表示できるのがメリットです。
関連記事▶︎▶︎ARマーカーとは?種類や仕組みとビジネス活用事例を紹介
1-3.空間認識型
空間の情報を認識して、特定の景色・施設などにデジタルコンテンツを表示させます。
空間を読み込む計算が必要であるため、高度な技術が必要です。
1-4.物体認識型
物体の情報を認識し、デジタルコンテンツを表示させます。マーカーを配置できない大型の物などに適しています。空間認識型と同じく、読み込む計算が必要となるため、こちらも開発には高度な技術が必要です。
2.AR機能の特徴
AR機能の特徴は主に以下の通りです。
- 現実世界の映像にデジタル情報を重ねて表示する
- ユーザーの操作や行動に対してシステム側が反応し、デジタル情報が加わる
- スマートフォン、タブレット、ARグラス等に対応
3.ARに対応しているスマートフォン機種
AR機能を体験できる身近なデバイスはスマートフォンです。ですが、バージョンの古いデバイスだとARに対応していない場合があります。ここでは、iPhoneとAndroidそれぞれの対応機種を紹介します。
まずは、ご自身のデバイスがARに対応しているか確認しましょう。
AR対応のiPhoneデバイス | AR対応のAndroidデバイス |
・iPhone SE(第1世代)以降のモデル | ・Samsung Galaxy S21以降のモデル ・Google Pixel 5以降のモデル |
4.AR機能が使えない場合の原因
いざARを試してみようと思った時、「使えない」「動かない」といった現象が起こることがあります。以下の原因である可能性が考えられるでしょう。
4-1.カメラへのアクセスを許可していない
ARはベースに現実世界の映像が必要なため、ARアプリやAR対応のサイトで「カメラのアクセス許可」をしないと体験することができません。
設定画面などでアプリやブラウザの設定を確認して、カメラのアクセスを許可しましょう。
4-2.ジャイロセンサーに非対応の機種である
ジャイロセンサーとは、スマートフォンの動きを計測するセンサーです。スマホの「回転」や「向き」などを測るもので、ARコンテンツの中にはこのジャイロセンサーに対応していないと使用できない場合があります。
4-3.動作環境が整っていない
ARは明暗や周囲の環境に影響を受ける場合があります。例えば、真っ暗の部屋や日光の強い屋外では、AR機能が正常に動作しないこともあるでしょう。
4-4.インターネット環境が整っていない
ARアプリやAR対応のサイトは、インターネットが繋がっているところでの利用が基本となります。接続が不安定または接続できていないと正常に動作しない場合があります。
ご利用のアプリがインターネット環境を必要とするかどうかをまずは確認してみましょう。
4-5.ARアプリやソフトウェアの不具合
ARアプリなどのソフトウェア自体にバグがあるケースがあります。
5.AR機能が使えない場合の対処法
ここからは、AR機能が使えない場合の対処法をお伝えします。解決すればAR機能を楽しむことができる場合があるので、ぜひ試してみてください。
- カメラへのアクセスを許可する
- 動作環境を確認する
- アプリやデバイスのバージョンをアップデートする
- デバイスの再起動
5-1.カメラへのアクセスを許可する
まず最初に確認したいのは、カメラへのアクセスが許可されているかどうかです。デバイスの設定画面から該当のアプリを選択し、カメラをオンにします。
【iPhoneの場合】
5-2.動作環境を確認する
続いて、インターネットの接続状況と周囲の環境を確認しましょう。
- スマートフォンは問題なくインターネットに接続されているか
- 自分がいる場所は暗すぎる/明るすぎていないか
またインターネットの速度制限がかかっている場合はARが動作しない可能性があるので、Wi-Fiに切り替えるなどの対応が必要です。
5-3.アプリやデバイスのバージョンをアップデートする
ARが表示されない、または読み込み速度が遅い場合は、アプリやスマートフォンのバージョンが最新版になっているか確認してください。
新しいバージョンのものは前回の不具合が解消されている場合が多いので、最新版に更新することで使用できる場合があります。それでも解消されない場合、アプリを再インストールすることで解決するケースもあります。
5-4.デバイスの再起動
スマートフォンに一時的な不具合がある場合、一度電源を落として再起動を試してみてください。
一度電源を落とすことでリセットされるため、一時的なものであればすぐに改善する可能性があります。
6.まとめ
ARはスマートフォンで気軽に体験できる技術で、ゲームや音楽などのエンターテイメントコンテンツから、買い物や道案内など私たちの生活を便利にするコンテンツも多数登場しています。
デバイスの不具合や通信環境などによってうまく動作しない場合は、上記の方法で対策してみてください。
今後ARなどのXR技術で私たちのライフスタイルは大きく変化していく可能性があります。最新技術に積極的に触れながら、その活用法を探っていきましょう。
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