VRを体験したいけど、何から始めて良いかわからないという方に向け、おすすめのVRアプリをご紹介します。

VRヘッドセットで利用できるアプリと、スマートフォンからVR体験できるものを厳選しました。

「VR映像が見たい」「VRゲームをしたい」といった目的別に紹介しているので、ぜひご自身のやりたいことに合わせて参考にしてください。

1.VRアプリとは

VRアプリとは、VR対応のアプリケーションのこと。VR映像を体験したり、VR空間で臨場感のあるゲームをプレイしたり、身振り手振りを交えながら世界中の人と交流したりと、さまざまな楽しみ方があります。


VRアプリは年々増えており、VRヘッドセットで本格的な没入体験ができるものから、スマートフォンで気軽に試せるものまで幅広く用意されています。

一般的なアプリと同じく有料・無料・アプリ内課金があるものと分かれているので、インストールの前にその点も確認しておくことをおすすめします。

2.VRアプリを体験するために必要なもの

VRアプリを体験するために必要なものは、目的によって二つに分かれます。

2-1.本格的にVR体験を楽しみたい

映像の中に入り込んだような感覚で映画を見たり、ゲームをプレイしたりと、機能面にこだわりたい方は本格的なVR体験ができるVRヘッドセットを用意する必要があります。

VRヘッドセットは約5〜10万円と高価なものが多いですが、VRに特化したデバイスだからこそ、あらゆるコンテンツを高画質・高音質で体験することができます。いきなり高額機器を買うのは躊躇してしまうという方は、VRヘッドセットのレンタルサービスもあります。

▶︎▶︎関連記事：VRゴーグルをレンタルできるサイト5選【イベントでの活用にもおすすめ】

以下の記事では、注目の最新VRヘッドセットを紹介しているので合わせてご覧ください。

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2-2.気軽にVR体験をしてみたい

「VRがどんなものなのか一度体験したい」「専用機器を買わずにVRを楽しみたい」という方は、スマートフォンからVR体験ができます。

スマートフォン用VRアプリも増えてきており、スマートフォンのみで360°映像として体験できるものもあります。

360°映像だけでは少し物足りないという方には、スマートフォンを差し込んで使えるVRゴーグルもおすすめ。

100円ショップなどで気軽に購入できる段ボール製のものもあるので、VRヘッドセットを用意するよりも非常に安価に抑えられます。

3.おすすめのVRアプリ18選【目的別】

「VR動画を楽しみたい」「ゲームや交流を楽しみたい」「スマホで気軽にVRを楽しみたい」という3つの目的にわけて、おすすめのアプリを紹介します。

【目的.1】VR動画を楽しみたい

VRと聞いてまず思い浮かべるのは、その世界に入り込んだかのように360°好きなところを見渡すことのできる映像体験ではないでしょうか。

VRヘッドセットを使って動画を楽しめるアプリは、無料型・有料型どちらも豊富な種類があります。

1.YouTube VR

まずは、世界最大の動画プラットフォーム「YouTube」。VRヘッドセット用のアプリ「YouTube VR」を使用すると、YouTubeの全ての動画をVR空間でリアルに楽しむことができます。

ジェットコースター、バイクレースなどのスリリングなものや、ホラー系、絶景系、アニメ系…ジャンルは幅広くそろっています。

もちろん、他の動画と同様に閲覧は無料。まずはYouTubeから試してみるのも良いでしょう。

2.SKYBOX VR PLAYER

こちらはVRヘッドセットにアップロードしたVR動画のストリーミングアプリ。早送りや早戻し、一時停止やスキップなどの操作は直感的でスムーズに行えます。 ヘッドセット内のデータをストリーミングするため、インターネット回線は不要。

個人での利用はもちろん、イベントや展示会でお客様にプロモーション用VR映像を届けたい場合など、ビジネスシーンでも役に立つアプリです。

▶︎▶︎関連記事：Meta Quest 2にVR動画を取り込む方法【SKYBOXがおすすめ】

3.Prime Video VR

Amazonのプライム会員かつVRヘッドセットを持っていれば「Prime Video VR」のアプリでVR映像を楽しむことができます。

映画や人気バラエティーを、シアタールームで鑑賞しているような感覚が味わえるのが魅力。
大画面スクリーンを独り占めして、映像に没頭したいという方におすすめです。

4.TRIPP

TIME誌の「THE BEST INVENTIONS OF 2022」を受賞したVR瞑想アプリ「TRIPP」。

宇宙や海底にいるかのような未知なる世界を探検することができるのは、VRならでは。
異世界に身を置く感覚で心を整え、体をリラックスさせる効果があります。

リモートワーク合間のリフレッシュや、自宅にいながら癒されたいという方にピッタリです。

【目的.2】ゲームや交流を楽しみたい

VRヘッドセットを持っているなら、一度は試してほしいのがVRゲーム。
体を動かすものや、アバターになりきって交流を楽しむものなどジャンルも幅広いので、VRらしさを存分に体感できます。

5.Beat Saber

「Beat Saber」は、前方から流れてくるビート（ブロック）を二本の剣で斬って点数を獲得していくVRゲーム。発売から1か月で10万本を売り上げたという人気の音楽ゲームです。

ブロックを切る向きにルールがあったり、壁を回避しなければならないなど、全身を使ってのゲームになるので、楽しくエクササイズしたい人にも最適。Meta QuestやPlayStation VRでプレイすることが可能です。

6.VRChat

2014年にアメリカで設立された「VRChat Inc.」が運営するソーシャルVRプラットフォーム。
ユーザーは自分でカスタムしたアバターでログインし、現実世界の知り合いとの交流はもちろん、VRChat内で新たに出会う人とのコミュニケーションも可能です。

無料でダウンロードができ、Meta Quest 2などのVRヘッドセットを使用してプレイすることができます。また、VR機器を持っていないプレイヤーのためにデスクトップ版（Windows）も用意されています。

アバターとなったユーザーは顔を出すことはなく、声（ボイスチャット）で交流をするのが特徴です。

7.Rec Room

月間VRアクティブユーザー数が300万人に達したと公式が発表した「Rec Room」。

ゲームはもちろん、ワークショップやパーティーに参加するなど、世界中のユーザーと交流できるサービスです。

ゲームをすることで得られるゲーム内通貨でアバターのアイテムを購入できるなど、交流だけではない楽しみ方があります。

8.CREED

映画『ロッキー』のスピンオフ『クリード』とのタイアップVRゲーム。本格的なボクシングを体験できます。日常であれば実現し難いリング上の試合も、VRだからこそ気軽に疑似体験できるのが魅力。

パンチの速度に応じて威力が変わり、自分がダウンした時にリングが遠くに見えるなど、臨場感あふれる対戦が可能。ボクシングファンにはたまらないゲームで、ストレス発散にもおすすめです。

9.A Fisherman’s Tale

VRパズルアクションゲーム「A Fisherman’s Tale」。

主人公の漁師の部屋にはミニチュアハウスが置いてあり、パズルのようにミニチュアハウスを動かすと部屋も連動して変化が起き、謎を解き明かしていくゲームです。

主人公になりきったような感覚で、色んな方向を覗いたり、動かしたりして、操作できるのが面白さのポイントです。

【目的.3】スマホで気軽にVRを楽しみたい

本格的なVRヘッドセットを買うまでではないけど、VRに興味があるという方も多くいらっしゃることでしょう。そんな方には、スマートフォンで気軽に体験できるVRアプリがおすすめです。

10.YouTube

「VR元年」と呼ばれた2016年より、YouTubeアプリはVR映像に対応したサービスを開始しています。

「VR」と検索するだけで、かなりの数のVR動画がヒットします。
YouTubeは誰でも投稿できるのでVR動画のクオリティはピンキリですが、高品質なコンテンツもたくさんあります。

最も気軽にVRに触れられるアプリと言ってもよいでしょう。

▶︎▶︎関連記事：YouTubeでVR動画を見る方法【デバイス別の視聴方法・注意点を紹介】

11.360Channel

こちらは、バラエティやスポーツ、グラビアなど幅広いVR動画の視聴が可能な、360Channel。
YouTubeとの違いはVR専門の動画視聴サービスという点と、現在は一般ユーザーによるアップロードができず、運営会社が認めたVR動画のみであるという点。

コンテンツによって、「無料」「レンタル・購入」に分かれていますが、コンテンツの量が豊富なので「無料」でも十分楽しむことができます。
無料アカウント登録すれば映像のお気に入り登録ができ、見たい映像にスムーズに辿り着けるようになります。

12.REALIVE360

続いては、REALIVE360。VRのライブ映像配信サービスです。いつでもどこでも、VRゴーグル一つでライブ会場に瞬間移動したかのような臨場感あふれるライブを楽しむことができます。

8Kマルチアングル・立体音響で楽しむVR映像は、ライブ会場そのもの。さらには「超最前列」「中央サブステ」「上手サブステ」「下手サブステ」「DMB後方から」などあらゆる場所からのライブを楽しめます。
リアルなライブではなかなか体験できないことが、VRであれば体験できるというのもVRのサービスの特徴です。

13.DMM VR動画プレイヤー

有料版としては日本最大級のVRコンテンツの量を誇る、DMM VRの動画再生アプリです。

このアプリから購入することができるわけではなく、DMMのWEBサイト上でVR動画を購入し、アプリと連携させることで視聴できるようになります。

また、DMM VRには、「視線操作」という機能があります。視線だけで、動画を最初の位置に戻したり、視線操作とタッチ操作の切り替えなどが可能になりました。

14.ハコスコ

ダンボール製VRゴーグルを制作するハコスコが提供するアプリ。動画だけでなく、静止画VRコンテンツも無料で楽しめます。

映像を見るにはコンテンツのダウンロードが必要。たくさん見るには時間がかかりますが、ほとんどが無料で楽しめるので気軽にインストールできます。

15.Within VR

ジャンルごとに分かれた100以上のVR短編映像を楽しめる「Within VR」。スマートフォンはもちろん、VRヘッドセットでも使えるマルチデバイス対応のアプリです。

アニメやドキュメンタリー、ホラーなどの映像作品のほか、コンサートホールにいるかのような音楽体験もできます。

異国に行ったような雰囲気や、映画の主人公になった気持ちを体験してみましょう。

16.VR JURASSIC

恐竜好きにはたまらないスマホ用VRアプリ。はるか昔に生息していた恐竜を目の前にしているような体験ができるのはVRならでは。

ジェットコースターに乗った目線で恐竜の様子を観察したり、恐竜目線でその生活ぶりを見ることもできます。

3DCGで忠実に再現された恐竜たちの生態を見てみましょう。

17.VR SQUARE

VR SQUAREは、AKB48の劇場公演、福岡ソフトバンクホークス、B.LAGUEの試合などをVRで配信しているサービスです。

VR SQUAREの特徴は、リアルタイムでのライブ配信も視聴可能という点。プロスポーツの試合や、公演などをライブで360°楽しめます。

無料コンテンツもあるので、まずは試してみるのもおすすめです。

18.日経VR

日本経済新聞がニュースをVRで届けるアプリ「日経VR」。文章からは読み取りにくい情報を、現場にいるかのような臨場感とともに受け取ることができます。

また、近日公開で日本経済新聞社主催の美術展などアート作品の鑑賞もできるそう。
美術館を独り占めした気分で、自分のペースで好きな時にアートに触れられます。

4.まとめ

日々進化を続けるVR。VRヘッドセットは続々と新作が発表されており、アプリもどんどんと開発が進められています。

今後はVRの健康管理アプリ、観光アプリ…と様々なジャンルが増え、より私たちの生活に身近な存在となっていくでしょう。


今回紹介したアプリはどれも入門として楽しみやすいものなので、来たる時代に向けて今からぜひVRの世界を体験してみてください。

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