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XRコンテンツ XR/ARの基礎知識

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  • 2023/01/25
  • 2024/04/11

ARの作り方は?4つの種類と作成サービス6選

ARはスマートフォンやスマートグラスの発展により注目されていますが、ARの種類や作り方についてご存知ではない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ARの基本と作る上でおすすめのツールを紹介します。

ARの活用をご検討中の方はぜひご覧ください。

1.ARとは

ARは「Augmented Reality」の略で、日本語では「拡張現実」と訳します。ARはスマートフォンやタブレット、スマートグラスなどを通じて、現実世界の映像にCGなどで作るデジタル情報を加えるもの。つまり、現実世界を拡張し、デジタルと融合させる技術のことです。

スマートフォンをはじめとしたモバイルデバイスが進化し、GPSやカメラを利用した高度な情報処理が可能になったことから発展した技術だといえます。

例えば、スマートフォンのカメラで寿司を映すとネタの名前が映し出されるなど、見えなかった現実のものが見えるようになるというイメージです。

2.VR・MR・XRとの違い

ARとよく並べて紹介される、VR・MR・XRについても紹介します。

2-1.VRとは

VRは「Virtual Reality」の略で、日本語では「仮想現実」と訳されることが多いですが「virtual」という言葉がそのまま日本語の「仮想」とは当てはまらないので注意が必要です。

VRは映し出された「仮想世界」に、自分が実際に入り込んでいるような体験ができる技術のこと。

では、どのように仮想世界に入り込んだような体験をさせるかというと、左右の目に別々の映像を見せることで立体的に見せています。つまり、VR映像は、左目が見る映像と、右目が見る映像は少し違うということなのです。

VR映像の仕組みについて詳しい内容はVRの2画面はどういう映像か?【YouTube VRを録画してみた】の記事をご覧ください。

2-2.MRとは

MRは「Mixed Reality」の略で日本語では「複合現実」と訳されます。

MRは「現実世界と仮想世界を同時体験する」というARとVRを融合させたようなイメージです。カメラ付きのヘッドセットを着用し、現実世界にCGを投影するなど、ARよりもより没入感のある体験が現実世界で可能となります。

2-3.XRとは

XRとは「X Reality(クロスリアリティー)」。VR、AR、MR、SRのような「仮想と現実を組み合わせた新たな体験技術」を総称した表現です。

現実世界だけではなく、仮想世界、さらにはそれぞれを重ね合わせて融合する動きがある中で、個別の技術ではなくこれらを総じて「XR」と表現しています。

3.ARを作る前に知っておきたい4つの種類

ARには、4つの種類があります。ここではまず分類を見ていきましょう。

  • マーカー型
  • GPS型
  • 空間認識型
  • 物体認識型

3-1.マーカー型

マーカー型ARは、特定の画像や写真などをマーカー(目印)として登録しておくことで、マーカーを認識しARコンテンツが表示されるタイプのことを指します。

関連記事▶︎▶︎ARマーカーとは?種類や仕組みとビジネス活用事例を紹介

3-2.GPS型

GPS型ARは、GPS(全地球測位システム)によってデバイスの位置を認識し、場所と連携させてARコンテンツがスタートする種類のことを指します。

3-3.空間認識型

空間認識型ARは、空間の立体的な情報を読み込んで、ARコンテンツがスタートする種類のことを指します。

3-4.物体認識型

物体認識型ARは、360°立体物の特徴を把握させて、かざした立体面に合わせたARコンテンツがスタートする種類のことを指します。

4.ARの利用に必要なデバイス

ARの体験には、デバイスが必要です。体験する方法は2つあります。

4-1.スマートフォンで利用

「Pokémon GO」はスマートフォンで体験できるARコンテンツですが、このメリットはほとんどの人が持っているデバイスで利用でき、コンテンツ配信が安定していることです。

スマートフォンでのAR体験はアプリが必要な場合が多いですが、中にはアプリ不要でブラウザ上で体験できるARコンテンツもあります。

4-2.スマートグラスで利用

もう一つは、ARに対応したスマートグラスで体験する方法です。

スマートグラスはメガネのようにかけ、レンズ部分がディスプレイとなって視界にARコンテンツを表示させる機能があります。

メリットは視界にARコンテンツが出るため没入感のある体験ができるのと、手が空くため他の動作をしやすい点にあります。

5.ARを作る2つの方法

ARを作るには2つの方法があります。
知識や経験があるかどうかや、作りたいARコンテンツによって方法が変わります。

5-1.開発キットを使う

AR制作に使える「Vuforia」「ARKit」「Unity」などの開発キットが各社から提供されているため、このキットを活用してARを開発することができます。
ただ、開発キットはアプリ開発者やゲーム開発者などエンジニア向けに出されていることがほとんどのため、初心者には難易度が高いです。

5-2.ARサービスの活用

「ARを作りたいけど知識がない」という場合には、画像や動画から簡単にARを作ることができるサービスを使う方法もあります。

ゲームのようなコンテンツは難しいですが、マーカーとなる画像と表示させたいコンテンツさえ用意できれば、ARコンテンツを作ることが可能です。

6.ARを簡単に作れるサービス6選

まずは簡易的にでもARコンテンツを作りたいとう方向けにサービスをいくつか紹介します。
作ることができるコンテンツやアプリの有無は各社ごとに特徴があります。

※情報は変更になっている場合があります。詳しくは直接各社にお問い合わせください。

  • COCOAR(ココアル)
  • LESSAR(レッサー)
  • LIQUID AR
  • palanAR(パラナル)
  • MakerPark(メーカーパーク)
  • ギャラリスト3D

6-1.COCOAR(ココアル)

COCOAR
出典:COCOAR

COCOARは、3D作成やAR作成が誰でも簡単にできるサービスです。
また、プロモーション活用を想定しているため、ARコンテンツの作成後にはユーザー属性や体験ログから反応などを見ることもできます。


▶︎▶︎COCOAR 公式サイトはこちら

6-2.LESSAR(レッサー)

LESSAR
出典:LESSAR

COCOARと同じく、マーケティング・営業支援ツールを開発している「Cloud CIRCUS」から提供されているウェブAR「LESSAR」。ブラウザから簡単に体験できるARコンテンツの作成ができるサービスです。

アプリインストールの必要がない体験ハードルの低さとログも取得できるのが特徴です。


▶︎▶︎LESSAR 公式サイトはこちら

6-3.LIQUID AR

LIQUID AR
出典:LIQUID AR

LIQUID ARは、QRコードやWebサイトからリンクを開くだけで、AR/VRコンテンツをすぐに体験することができるサービスです。

とにかく気軽に作れることを大切にしており、管理画面から最短10分でARコンテンツの作成が可能です。

▶︎▶︎LIQUID AR 公式サイトはこちら

6-4.palanAR(パラナル)

palanAR
出典:palanAR

palanARは、コードを書かずに魅力的なWebARを作成することができるサービスです。
お試しが無料・無期限で実施することができるため、ビジネスシーンで社内やお客様と導入検討する際に使いやすいです。

▶︎▶︎palanAR 公式サイトはこちら

6-5.MakerPark(メーカーパーク)

MakerPark
出典:MakerPark

MakerParkは、メーカー向けWebAR配信サービスです。自社の商品をARコンテンツにしてスマートフォンがあればどこでも商品を試し置きできることが特徴です。

大きな商材の場合、実物を見ていただくことが難しいシーンも多いでしょう。そんな時に、ARで代用することで業務効率化につなげることができます。

▶︎▶︎MakerPark 公式サイトはこちら

6-6.ギャラリスト3D

ギャラリスト3D
出典:ギャラリスト3D

ギャラリスト3Dは、アートを展示してPRしたい方向けのサービス。管理画面にアート作品を取り込むだけでAR・VRギャラリーが作れます。



▶︎▶︎ギャラリスト3D 公式サイトはこちら

7.まとめ

ARコンテンツは、ニーズや用途に合わせて制作方法を選ぶことができます。
画像や動画を表示させるような簡易的なコンテンツであれば、一から開発するよりも既にあるサービスを利用することで、時間と費用もかけずに実装することができます。

もし、ARコンテンツのサービスで実装ができない場合には、AR開発会社に相談してみるとよいでしょう。


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