- 2022/07/26
- 2024/04/11
ブライダル業界のVR活用事例6選!結婚式の体験や見学が簡単に
人生における一大イベントの一つである結婚式ですが「VR」と組み合わせることで、結婚式場の雰囲気や感動を、多くの人に共有できます。
この記事では、ブライダル業界がVRを導入するメリットと活用シーン、導入事例をご紹介します。
「VRを使ってプロモーションするメリットは?」
「ブライダルにVRを活用したい」
このように考えている方はぜひ、参考にしてください。
目次
1.ブライダル業界がVRを導入するメリット
まず、ブライダル業界がVRを導入するメリットをご紹介します。メリットは下記の3つ。
- リアルな雰囲気を伝えられる
- 繰り返し使うことができる
- VRゴーグルはノベルティとして配布
以下、それぞれの詳細です。
1-1.リアルな雰囲気を伝えられる
360度会場の様子を見渡せるVRは、式場のリアルな雰囲気をお客様に伝えられます。
写真や動画よりも細かい情報を伝えられるので、実際にその場にいるかのような体験ができるのです。
VRでリアルな雰囲気を伝える方法は、WebとVRゴーグルの2種類あります。
Webはパソコン、スマートフォンなどを使って、オンラインで360度映像を共有できるというもの。公式HPを閲覧する方に効果的にPRするだけでなく、遠方の方にもリアリティのある雰囲気を伝えられます。
対して、VRゴーグルで体験すると、より現実に近い臨場感を体験できます。ブライダルイベントや、打ち合わせの際などに効果的と言えるでしょう。
1-2.繰り返し使うことができる
イベントやブライダルフェアの開催時には、式場は華やかな装飾・装花を用意し、当日のイメージを再現すると思います。
バーチャルツアーは、その空間を撮影すれば疑似体験コンテンツとして残しておくことが可能です。
赤を基調とした装飾、ナチュラルな印象の装飾…など色々なパターンをストックしておくことで、お客様には一度に色んなイメージを見てもらうことも。
何度も会場をセッティングする必要がなくなる上に、打ち合わせの際のイメージのすり合わせにも非常に役立ちます。
1-3.VRゴーグルはノベルティとして配布
VRコンテンツは、VRゴーグルを装着するとより没入感が増します。
式場やブランドイメージを施したオリジナルVRゴーグルを制作し、ブライダルフェアで配布すれば印象に残るノベルティに。
さらに、イベント帰宅後もVRコンテンツと一緒に楽しんでもらえます。式場の雰囲気を、ご家族や親戚にも共有してもらえるでしょう。
また、新郎新婦へのギフトとしてもVRゴーグルはおすすめ。オリジナルデザインのVRゴーグルを制作し、当日の様子を撮影した360度映像と共にお渡しすれば思い出に残る品に。参列できなかった方に配布し、疑似体験をしてもらうことも叶うでしょう。
2.ブライダル業界でのVR活用シーン
続いて、ブライダル業界のVR活用シーンをご紹介します。
- 集客・広報
- 打ち合わせ・ブライダルフェア
- 自宅での検討時
- 当日のライブ配信
- 結婚式当日の記録
5つの活用シーンがあるので、ひとつずつ見ていきましょう。
2-1.集客・広報
VRと聞くと、「VRゴーグルがないと使えないのでは?」「必要な道具が多そう…」と思う方もいるのではないでしょうか。
VRサービスは、スマートフォンやパソコンで360度視聴できる場合がほとんど。
インターネットが普及したことで、今や式場もWebで検索して探す人が目立つようになりました。VRでリアルな式場の雰囲気を伝えられれば、ユーザーの目を惹き、集客にも繋がるでしょう。
また、結婚式場の景色は時間帯によっても見え方が異なります。時間帯に分けてVR映像を制作すると、更に会場の雰囲気を細かく表現できるでしょう。
2-2.打ち合わせ・ブライダルフェア
結婚式が近づくと、打ち合わせも頻繁に行われます。その度に会場に足を運ぶとなると時間や移動費がかかり、なかなか訪れるのが難しいというお客様もいるでしょう。
そんな中でもVRの360度コンテンツがあれば、会場のイメージをリアルに伝えられます。
最近では、リアルな会場で行っていたお打ち合わせをオンラインで行う動きも活発になっています。リアルな会場をそのままに感じてもらえるので、スムーズに打ち合わせを進められるのです。
また、ブライダルフェアなどのイベントでも活用できます。オンラインで行うブライダルフェアも注目されており、打ち合わせと同じようにVR映像で雰囲気を届けられます。
2-3.自宅での検討時
結婚式を行うお客様は、結婚式の準備を自宅でも着々と進めるでしょう。準備を進める中で、 「式場のイメージどんなだったかな?」という時でも、すぐに式場の様子を確認できたら安心感が高まります。
VRなら、自宅にいながら会場の様子を確認してもらえます。
わざわざ式場に足を運ばなくても雰囲気を確認できるので、遠方の方やなかなか時間が取られない方にも効果的。お客様の不安を軽減し、円滑に準備を進められるでしょう。
2-4.当日のライブ配信
結婚式会場は、新郎新婦にとって大切な場所。素敵な式場が県外にある場合や、海外を選ぶお客様もいるでしょう。しかし参列者の中には、遠方で式場へ行けない方や、海外への渡航が難しい場合も。
VRなら、結婚式当日の生配信が可能です。
VRでライブ配信を行えば、海外挙式のため結婚式に参列できない方もリアルタイムで参加できます。晴れ姿を家族みんなに見てもらえ、最高の一日になるでしょう。
2-5.結婚式当日の記録
華やかでおめでたい結婚式の雰囲気を写真・動画で撮影し、後で振り返りたいというお客様もいるでしょう。
VR映像は、会場全体の雰囲気や参列者の表情までリアルに記録できます。従来の写真やビデオよりも細かく記録できるので、いつまでも変わらない記録が残せるのです。
結婚式終了後に違った目線で振り返ったり、将来お子様に結婚式の様子を疑似体験してもらったり…。VRで記録を残すことで、何十年も色あせない思い出をお客様に提供できるでしょう。
3.ブライダル業界のVR活用事例5選|VR結婚式・VR見学など
では、ブライダル業界のVR活用事例を5選ご紹介します。
- 結婚式場見学
- ドレスサロン見学
- 結婚式に招待
- 模擬挙式
- アニメキャラとの結婚式
それぞれの詳細を見ていきましょう。
3-1. 結婚式場を見学
結婚式を挙げるにあたって、結婚式場選びは本当に重要ですよね。
しかし、仕事の合間を縫って式場を調べて、比較。そして特に気になった式場については、休日に何件も見学するなど、結婚式場選びはなかなか大変。
また、見学したい日が実際に挙式で使われていたり、リゾート地などの遠隔地を希望していると足を運ぶ機会もないのではないでしょうか。
そんな中、VRで結婚式場の雰囲気を体感できるサービスがでてきています。サービスを活用すれば、同時にいくつもの結婚式場のリアルな雰囲気を下見し、比較できますね。
3-2. ドレスサロンを見学
結婚式場と同じくらい大切なのが「ウェディングドレス」。
ウェディングドレスを選ぶ際もなかなか時間が取れず、店舗に行くことが難しい方もいるでしょう。
株式会社阪急ウェディングでは、自宅にいながらスマートフォンやタブレットで、ドレスサロン内の雰囲気を感じられる「ドレスサロン」を公開。ディスプレイに飾られている素敵なコスチュームは、うっとりしてしまいますね。
ドレスサロンを見学し、あらかじめイメージを決めておけば、衣装合わせもスムーズに進められそうです。
3-3. 結婚式に招待
こちらはVRを活用し、遠隔地や結婚式終了後でも実際にその場の雰囲気を味わえるサービスです。
遠隔地からの参加者はライブ参加ができることで、実際に出席しているような感覚で祝福できるのです。
月日が経っても、当時の思い出をいつでも鮮明に思い出させてくれます。
3-4. 模擬挙式
「挙式前に結婚式当日をリアルに体験できるサービスがあったらな」と考えたことはありませんか?
東京都の結婚式場「アーカンジェル代官山」では、会場見学に訪れた新郎新婦向けにVRで挙式体験ができる「鳥肌挙式VR」を提供しています。
サービスでは「新郎役」と「新婦役」を選ぶことができ、それぞれの目線で入場から退場まで体験できます。バージンロードを歩いたり、フラワーシャワーを浴びたり…。非常にリアルな体験ができるので、当日のイメージが高まりそうです。
3-5. アニメキャラとの結婚式
アニメキャラクターとの結婚式もVRで実現できます。
本物の結婚式場で、新郎はタキシードにヘッドディスプレイを装着。すると、目の前にウエディングドレスの新婦(キャラクター)が現れ、牧師の立ち合いのもと結婚式が進行していくとのこと。
さらに誓いのキスは、スタッフの方が唇にマシュマロを当ててくれるという演出がついているそう。VRの登場によりさらに進化をしていることがわかりますね。
4.日本初の「VR結婚式」が行われた事例も
2017年に行われた世界最大級の旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン2017」で、VR結婚式が行われました。こちらのVR結婚式は、KDDIと近畿日本ツーリストが共同で行った実証実験です。
新郎新婦は海外のグアムに、ご家族や親族の方々は日本からそれぞれ参加。お互いの場所をVRのライブ中継で繋ぎ、離れた場所からリアルタイムで結婚式に参加しました。
VRなら現地にいるような感覚で結婚式を楽しめます。どこにいても結婚式に参列できるようになれば、自由度の高い結婚式が実現しそうですね。
5.VR結婚式のメリット
新郎新婦がVR結婚式を挙げるメリットもチェックしておきましょう。ここでは3つのメリットをご紹介します。
- 世界中どこからでも参加してもらえる
- 参加者の交通費が一切かからない
- 新郎新婦の2人きりで落ち着いて式を挙げられる
それぞれの詳細が次の通りです。
5-1.世界中どこからでも参加してもらえる
VR結婚式は日本国内はもちろん、海外で結婚式を開催しても参加可能に。
「海外で結婚式を行いたいけど、家族を呼べない…」という理由で、海外での結婚式を断念することもなくなり、新郎新婦は自分たちの好きな場所から、結婚式を挙げられます。
5-2.参加者の交通費が一切かからない
結婚式は通常、参列者の移動に時間やコストがかかります。VR結婚式ならば、どこにいても参加気分を味わえるので、移動の都合で参加できない人にも参加してもらうことができます。
5-3.新郎新婦の2人きりで落ち着いて式を挙げられる
「結婚式は2人きりで過ごしたい」という方も中にはいるのではないでしょうか。
結婚式会場にゲストを呼ばずに、ゆっくり過ごしたいという新郎新婦にもVRはおすすめです。式場は2人きり、ゲストはVRでの参加にすれば、式の前後もリラックスして開催できます。
また、新婚旅行も兼ねて結婚式を開催する場合も、VR結婚式ならゆったりと過ごせるでしょう。
6.まとめ
VRを活用すると、これまでできなかったことや困難だったことが可能になるケースが多くあります。
VR×結婚式は導入する企業・会場だけでなく、新郎新婦にとっても役に立つコンテンツになるでしょう。
人生の一大イベントである結婚式。当日を迎えるまでの一瞬一瞬を大切に彩るためにも、VRプロモーションの導入を検討してはいかがでしょうか。
VRtipsを運営しているリプロネクストでは、ブライダル業界のAR/VRやメタバース活用について企画から開発までサポートしています。「こんなコンテンツは作れるだろうか」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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