- 2022/11/10
- 2024/04/11
美容業界もVR活用が進んでいる!可能性や導入事例を徹底解説
エンターテイメント業界だけでなく、様々な分野にVRの活用シーンは広がっています。その中でも今回注目するのは「美容×VR」。
男女問わず美容に関心を持つ人が増えていたり、メンズコスメが一般化されたりと、人々の美容意識は高まっています。そんな美容業界では、VRがどのように活用されているのか。
「美容とVRの組み合わせはどんなものがあるの?」
「美容業界でのVR活用事例を知りたい」
このようにお考えの方に向けて今回は「美容×VR」の注目事例をジャンルに分けてご紹介します。
美容業界にVR技術を導入したいと検討されている方はぜひ、参考にしてください。
目次
「美容×VR」の可能性とは?
「美容」と一口に言っても、美容業界はかなり幅の広い業界です。メイク・ヘア・エステ・コスメ・ネイルなど…分野も多種多様。まずは「美容×VR」の可能性を二つの視点からお伝えします。
業界の課題解決を導く「美容×VR」
美容業界は人の手によって施術するサービスがほとんどのため、多くは教育や研修の期間を経て、スタイリストとしてデビューすることができます。
そこで課題となっているのは、教育者の人手不足と志望者の減少。そんな課題解決の糸口となるのが「VR×美容」です。
VRは、まるで目の前で施術を見ているかのように疑似体験をすることができるため、指導者が不在の際でも映像を見ながら予習・復習や、繰り返し勉強することが可能です。
また志望者の減少という面では、実際の仕事についてのイメージをVR映像でリアルに伝えることで、仕事の魅力を伝えるツールともなり得ます。
顧客満足度向上・集客ツールとしての「美容×VR」
もう一つはマーケティングツールとしての可能性です。
VRの特徴の一つに「オンライン上で、まるでその場にいるかのような体験ができる」という点がありますが、これは顧客目線でも様々なシーンで活用できます。
例えばこだわりの施術空間をVR映像で届けることで、新規顧客への認知に繋がったり、既存顧客であっても遠方で来店が難しい方にバーチャルショップで買い物体験を届けるなど、目的に合わせて様々な活用方法があります。
バーチャルショップについてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、興味がある方はご覧ください。
美容×VRの活用事例7選
ここからは美容×VRの活用事例を見ていきましょう。事例のジャンルは下記の5つ。
- VR×美容室
- VR×メイク
- VR×マッサージ
- VR×フィットネス
- VR×ダイエット
VR×美容室
1.美容院VRカリキュラム
美容師教育を行うVRコンテンツです。手掛けるのは、大人気美容師の寺村優太さん。このコンテンツでは、トップレベルの美容師の手元が映し出されます。その手先を真似ていくことでその技術を習得していくという仕組みになっています。
VRは映像をただ見るのではなく、その世界への没入体験ができます。目の前に映し出される映像を真似しようと没頭することで、短時間で技術を身に付けられる教育カリキュラムとなっているのです。
▶︎▶︎寺村優太 美容師教育VRで世界を変える男 Twitterはこちら
2.おしゃれな空間をVRで「没入感溢れるサロン新体験」
Rakuten BEAUTYとコラボした企画、美容室の「空間の雰囲気」を届けるVR動画です。
「初めての美容室は入りにくい」
「利用する前は緊張する」
このように思う方も多いのではないでしょうか。
こちらのコンテンツでは、店内の雰囲気を360度VR映像で見られます。事前に座席の位置や美容室の特徴を把握しておくことで、初めての方も安心して来店できます。
美容室のマーケティングとしても、VRは活用されているのです。
VR×メイク
3.ロレアル「メイクアップチュートリアルVR」
フランスに本社を置く化粧品会社「ロレアル」。美容業界におけるVR活用においては、ロレアルが最も有名なのではないでしょうか。
ロレアルでは新たな取り組みとして、VRゴーグルを使ってメイクアップのチュートリアルを見られるサービスを行っています。
一流モデルが、店頭にある商品を使ってどのようにメイクしているのかをVRで体験することができたら、お客さんの購買意欲はかなり高まりそうですね。
4.資生堂 バーチャルストア
資生堂が2020年7月にオープンさせた「バーチャルストア」。ユーザーはWebからアクセスし、VR空間を自由に回遊できます。
ただ商品を閲覧するだけでなく、気になるコスメをクリックし、紹介動画や各コスメの詳細情報を見ることも可能。そのままECサイトに移動し、購入することもできます。
自宅からでも実際に来店したような感覚で、コスメを選んだり購入できるのがバーチャルストアの魅力。人々のこれからの購買行動は、大きく変わっていくでしょう。
▶︎▶︎資生堂バーチャルストアはこちら
VR×マッサージ
5.現実逃避できるマッサージ施設
出典:https://www.digitalsignagetoday.com/news/esqapes-to-launch-virtual-reality-massage-in-las-vegas/
ロサンゼルスのSAG-Aftra BuildingにあるVRを活用したマッサージ施設。VRヘッドセットの映像を見ながら、リラックスした中で施術体験ができます。
VR映像は、金魚が泳ぐ庭池や海沿いのリゾートなど、ユーザーが自由に選択可能。さらに映像が広がるだけでなく、各場所の環境に合わせて香りや風などが流れてくるとのこと。
五感が刺激されるので、より没入感のある体験ができるのではないでしょうか。新たなマッサージ施設として期待が高まります。
▶︎▶︎参考記事はこちら
VR×フィットネス
6.VRフィットネスマシン「イカロス」
「イカロス」は、フィットネスとVRを組み合わせたVRフィットネスマシン。VRゴーグルを装着し、左右に体を動かしながら体幹を鍛えることが可能です。
単調なトレーニングではなく、ゲームをしながら楽しめるのが特徴。VR映像に合わせて体を動かすので、トレーニングしているという感覚なく続けられるでしょう。
▶︎▶︎ICAROSの公式HPはこちら
VR×ダイエット
7.VRアプリを活用した「VRダイエット」
シアトルのVR企業「Doghead Simulations」のCEOが、自社のVRアプリを活用したVRダイエットに挑戦しました。
VRアプリ「rumii」を活用したトレーニングの結果、約7kgの減量に成功。
同時に筋肉量も増加したとのことです。こちらのアプリとVRヘッドセットがあればどこでもトレーニングができるので、トレーニングジムに通う必要がなくなり、集中力も高まったそう。
ソーシャルVRアプリを使ってダイエットに成功した例は珍しいものと言えます。今後のダイエットの新しい形として注目したいですね。
まとめ
美容関係者の教育やマーケティングなど、目的に沿って様々な活用法がありました。リアルな「疑似体験」ができるVRを活用することで、新たに見えてくる形があったでしょう。
美容業界の発展に、VRが様々な形で活用されていくことを期待していきたいですね。
VRtipsを運営しているリプロネクストでは、美容業界におけるAR/VRやメタバース活用について企画から開発までサポートしています。「こんなコンテンツは作れるだろうか」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
「VRtips」は株式会社リプロネクストが運営しています。
ビジネスでVRコンテンツや段ボール製VRゴーグルを活用したいという方は、
お気軽にご相談ください。