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  • 2023/01/25
  • 2024/04/11

VR配信のコンサート事例16選&メリットを紹介【 臨場感あるライブを自宅で】

オンライン上で行うライブ配信も一般的になってきましたが、中でも「VR配信コンサート」に注目が集まっています。

人気アーティストたちのライブが味わえるVRコンサートでは、まるで自分がライブ会場にいるかのような体験ができます。

今回はそんなVR映像を使ったコンサートを開催するメリットと、開催事例を16つご紹介します。

VRコンサートに興味がある方、VRコンサートを開催するメリットを知りたい方はぜひご覧ください。

1.VR配信コンサートってどんなもの?

VRコンサートとは

皆さんは「コンサートに行きたかったけど、チケットが取れなかった」なんて経験ありませんか?

VRコンサートでは家にいながらゴーグルをかけて映像を視聴することで、まるで自分がライブ会場にいるかのような体験ができます。

カメラワークによっては、最前列やアーティストの中心といった今までにない角度からライブに参加が可能。なので、ステージから遠く離れた席のように「せっかく来たのにアーティストが小さくて見えない!!」といったこともなくなります。

チケット転売の続出や、ライブに行きたくてもチケットが手に入らないという状況がある中で、VRコンサートへの注目は今後もさらに集まっていくでしょう。

2.VR配信コンサート開催のメリット

まず、VR配信コンサートを開催するメリットを3つご紹介します。

2-1.自宅からでも参加してもらえる

VRコンサートはVR空間、つまりオンライン上で開催されるので、自宅や好きな場所から参加してもらうことが可能です。主催者は世界中からファンを集めることができ、多くの人に参加してもらうことができます。

また、参加者にとってもメリットが大きいのも特徴です。

会場まで足を運ぶ必要がなくなるため、移動時間や交通費などのコストを大幅に削減することができます。「開催地が遠方で参加することができない」ということもないので、参加者にとってもメリットの多い方法になります。

2-2.動画よりも臨場感&没入感アップ

VRは仮想世界をまるで現実のように体験できるコンテンツ。360°映像が広がるので、通常の動画と比べて臨場感のある映像が楽しめます。

そのため、自宅にいながらも会場にいるような体験を提供することができます。

2-3.人数制限を設けずに開催できる

通常のコンサートでは入場人数に制限がありますが、VRコンサートは人数制限を設けずに開催することが可能です。

また、オンライン上で密になることなく安全に開催できるので、コロナ禍でも安心してイベントを進めることができます。

3.VR配信コンサート&ライブの事例16選

では、実際にVRコンサート・ライブの事例を紹介していきます。

3-1.大原櫻子 / Happy Days【めざましライブ 360°VR Video】(2016)

こちらは大原櫻子さんの人気曲『Happy Days』のVRコンサート動画です。ステージ中央から左右の端まで様々な位置から鑑賞可能。

後ろを振り返ってみるとライブを見に来た多くのお客さんが。動画では櫻子さんが至近距離で歌ってくれるので、一番ライブがよく見えるVIP席で鑑賞している気分が味わえます。

3-2.ZARD VR花火SHOW

ZARD VR花火SHOW

2021年2月10日(水)に、人気音楽ユニット「ZARD」のデビュー30周年を記念した生配信ライブ「ZARD Streaming Live “What a beautiful memory ~30th Anniversary~」が開催されました。

こちらのコンサートは新型コロナウイルス感染症の観点から無観客ライブで開催を実施。参加者はそれぞれ様々な場所からライブ配信を楽しみました。

3-3.VR×きゃりーぱみゅぱみゅ

VR×きゃりーぱみゅぱみゅ

世界で活躍する日本人アーティスト、きゃりーぱみゅぱみゅさんもVR配信コンサートを行なっています。
「Kyary Pamyu Pamyu 5iVE YEARS MONSTER WORLD TOUR2016」サンフランシスコ公演では、会場にVR撮影用のカメラを含む4Kカメラ計10台が設置され、ライブ全編の撮影が実施されました。この作品は国内外の様々な技術展覧会で発表されるなど、VRコンサートの先駆けとなりました。


さらに、2016年に行われた武道館ファイナル公演の映像を収めた「KPP 5iVE YEARS MONSTER WORLD TOUR 2016 in Nippon Budokan」にも初回特典としてVR映像が付いています。

3-4.Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018 – “光” & “誓い” – VR

Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018 – “光” & “誓い” – VR


こちらの作品は、PS4のゲームソフト「KINGDOM HERTS」のテーマソングで、宇多田ヒカルさんのライブツアー「Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018」から『光』と『誓い』の2曲を収録したPS VR専用タイトル。

VR内では、会場全体を眺めてみたり、本人が歌う目の前で鑑賞したりと3パターンのアングルから視聴可能です。宇多田ヒカルさんが自分のために歌ってくれるような臨場感ある体験をすることができます。

▶︎▶︎PS4『Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018 – “光” & “誓い” – VR』のダウンロードサイトはこちら

3-5.Elton John – Farewell Yellow Brick Road: The Legacy (VR360)

続いては海外アーティストからイギリスの人気シンガーソングライターとして活躍したエルトン・ジョンです。シングルとアルバムの総売上はなんと3億枚以上を記録し、史上最も売れたアーティストとして5位にランクイン。


そんなエルトン・ジョンは2018年9月からスタートした自身の引退前最後となるワールドツアー「Farewell Yellow Brick Road」を展開中。このツアーは3年にも渡る大規模なもので、その際に公開されたのがこちらのVR映像です。

誰もが一度は聞いたことがある『ロケットマン』や『僕の歌は君の歌』などが収録されています。

3-6.AKB48

アイドルグループ「AKB48」のVRライブ映像。

最前列のセンターからライブを見ることができます。一人ひとりの細かい表情や仕草も目で追うことができ、本当にライブに参加しているような気分を味わえます。

3-7.倉木麻衣「YESTERDAY LOVE」VRミュージックビデオ(Short Ver.)」

続いては、日本でも代表的な女性シンガーの「倉木麻衣」のミュージックビデオ。
なんとミュージックビデオにVRが活用されています。演出もダンスも臨場感を感じられます。

3-8.Altanative -VR LIVE VIDEO-

続いては、邦ロックバンド「Altanative」のVRライブ映像。
ライブハウスのステージから見る景色や、ボーカルがまさに目の前で歌っているような視点を体験することができます。

3-9.打首獄門同好会「VRライブハウス」

続いては、打首獄門同好会。「VRライブハウス」という新しい配信ライブコンテンツを始めるにあたってテスト動画として制作されたものです。

自分がステージのセンターに立っているような視点からそれぞれのメンバーの演奏を眺めることができます。リアルでは実現しえない楽しみ方を体験できます。

3-10.Alan Walker – LIVE VR 180 Experience

続いては、ノルウェー出身のDJ、音楽プロデューサーであるAlan Walker。世界中で人気を博している注目のアーティストです。

客席から撮影されており、隣の観客の熱狂が伝わってきます。周りの人とともに踊り、楽しむことも時間や場所を選ばず可能です。

ちなみに、こちらの動画は180度VR動画で立体感を感じられるような表現が特徴です。

3-11.Little Glee Monster 『Jupiter』Ambisonics Video

こちらは、Little Glee Monsterの「jupiter」アカペラ映像です。アーティストが自分の周りをぐるりと囲んで歌っているような体験ができます。一人ひとりが歌っている表情や発声の仕方をじっくり見ることができ、普段とは違った角度から魅力を感じることができます。

 3-12.Stages Live in 360°

こちらは、世界最大規模のEDM野外フェス「Tomorrowland」。毎年7月の最終週末の計6日間ベルギーで開催されます。現地に行くのが困難な場合でも、VRの疑似体験でフェス気分を味わえます。

3-13.Kizuna AI – Please, Darling(Onegai Darling)

バーチャルYouTuberの先駆け的存在のキズナアイ。そんな、キズナアイが近くで歌い、踊っているような映像です。周りの人形や部屋の雰囲気もうまくキズナアイを表現していますね。

身体の動きや、髪の毛一本一本の揺らぎなど、本当にキズナアイが目の前にいるかのような体験ができます。

3-14.輝夜 月VR LIVE@Zepp VR 2018.08.31

こちらは主にYouTubeを舞台に活躍するバーチャルYouTuberの輝夜  月(カグヤ ルナ)さん。YouTubeのチャンネル登録者数は100万人を超え、今最も勢いのあるVtuberの一人。

こちらの映像は2018年8月31日に行われたVRコンサート「輝夜 月VR LIVE@Zepp VR」のダイジェスト映像です。ライブ前にあらかじめチケットを購入し、VRデバイス向けアプリ「cluster」にて視聴可能。仮想空間で行うVRコンサートなら、人間だけでなくキャラクターも公演を行うことができます。

現実世界のコンサートと同様に、チケットを購入してリアルタイムで憧れのキャラクターのライブを楽しめるのがVRコンサートの魅力です。

▶︎▶︎KAGUYA LUNAオフィシャルサイトはこちら

3-15.横浜WEBステージ

「横浜WEBステージ」は、アーティストのパフォーマンスを楽しむことができる新しいフェスティバルとしてWeb上に誕生したコンテンツ。

VR360°カメラや定点カメラなどを用いて撮影した映像を、公式YouTubeページで配信しています。横浜みなとみらいホールをメイン会場に360°見渡せる映像は、緊張感もそのまま伝わってきます。

自宅にいながら芸術に触れることができるのは、嬉しい取り組みですね。

▶︎▶︎横浜WEBステージ 公式サイトはこちら

3-16.ASKA VR 2020

ASKA VR 2020
出典:PRTIMES

2020年10月11日(日)にアーティストASKAによる新プロジェクト、Music VideoのVR有料生配信「ASKA VR 2020」が行われました。MVの生配信は音楽業界初ともいえる試みということもあり、注目が集まりました。

生配信ではVR技術を駆使したMVの撮影現場を共有したということ。普段なかなか見る機会のない映像が見られるのは新しい取り組みと言えるでしょう。

4.まとめ

今回はVR配信コンサートのメリットと開催事例をご紹介しました。
国内海外問わず様々なコンサートでVRが使用されているのがお分りいただけたかと思います。VRコンサートで参加するライブは、実際のライブと変わらないくらい会場の一体感と迫力を感じることができます。

また、Vtuberのように憧れのキャラクターにリアルタイムで会えるなど、ライブの楽しみ方も多様化しつつあります。
新たなコンサートの楽しみ方として、VRの活用を検討してみてはいかがでしょうか。

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