- 2023/06/05
- 2024/04/11
【リフォーム×VRで成約率UPへ】活用メリットや事例を紹介
VRやバーチャルツアーをビジネスを円滑に進めるツールとして活用する事例が増えていますが、中でも進んでいるのが不動産・住宅業界です。
戸建やマンション、分譲や賃貸に関わらず販売力を強化するツールとして役立てています。
今回はそんな不動産・住宅業界の中でもリフォーム分野にフォーカスし、VRのメリットや活用方法、事例をお伝えします。
目次
1.リフォームの営業にVRを活用するメリット

VRやバーチャルツアーでは、サービス・商品の魅力をお客様に疑似体験として届けることができます。
その特性を活かし、リフォームの営業においてはどのような効果が期待できるでしょうか。メリットを見ていきましょう。
- 施工の雰囲気をリアルに伝えられる
- リフォーム前後を両方疑似体験してもらえる
- 一度制作すれば、長期的に使える
1-1.施工の雰囲気をリアルに伝えられる
リフォームの事例紹介の多くは、雑誌・Webサイトを通してテキストや写真等で伝えられ、ユーザーはこうした情報を頭の中でつなぎ合わせて比較検討をしていました。
VRを使えば、実際に空間の中を歩いて回っているように疑似体験をして、空間の広さ・間取りなども合わせて、リフォームをイメージできます。
全体的な雰囲気やより細かい部分まで施工の様子を伝えることができ、比較検討の際の安心材料となるでしょう。
1-2.リフォーム前後を両方疑似体験してもらえる
リフォーム前後の様子を360°撮影してVRコンテンツにすることで、ユーザーは両方のイメージを疑似体験することができます。
リアルな内見であればBefore/Afterの両方を見学するのには数ヶ月かかってしまいますが、VRであれば瞬時に切り替えることができ、お客様の検討回数が減り、契約までの工数を削減する効果も期待できます。
1-3.一度制作すれば、長期的に使える
VRコンテンツは、一度制作すれば半永久的に使えます。一般的なVR内見コンテンツの費用相場は20~50万円ほど。
店舗来訪者の方に見てもらうことはもちろん、公式HPや専用サイトに掲載すれば多くの人に施工事例を見てもらうことも可能です。
現地案内に掛かる人件費や維持費などのコストを考えると、VRは初期費用やランニングコスト以上の金銭的メリットも実現できるでしょう。
2.住宅リフォームにおけるVRの活用方法
リフォーム分野におけるVRコンテンツの活用方法は以下の通り。1つ制作することで、全ての活用方法を網羅することができます。
- お客様向けの営業ツールとして
- Webマーケティングのツールとして
- 社内共有用のアーカイブとして
2-1.お客様向けの営業ツールとして
第一に、お客様に向けた営業ツールとしての活用方法があります。VRを使った体験型のコンテンツを提供することで、お客様はリフォーム前とリフォーム後の比較や空間の広がりを実際に感じることができます。
また、カスタマイズ機能を搭載すれば、お客様の好みに合わせてリアルタイムで壁や床のデザインを変更できるため、お客様のニーズに合わせた提案を行うことができます。
2-2.Webマーケティングのツールとして
制作したVRコンテンツをWebサイトやSNSで公開することで、より多くの人々にリフォームの魅力を訴求することができます。例えば複数事例を公開した場合「どの事例が最も見られたか」「どの事例が滞在時間が長かったか」といったデータを取得でき、マーケティングツールとしても役立ちます。
2-3.社内共有用のアーカイブとして
VRコンテンツは、リフォームの事例として社内共有にも有効です。
事例としてストックしておくことで、サンプルデータとして活用することができ、新規案件の際のコミュニケーションの円滑化が図れます。
3.リフォーム×VRの活用事例3選
最後に、リフォーム×VRの活用事例をご紹介します。
- リニューアルストア
- 住環境ジャパン
- 大京グループ
3-1.リニューアルストア
リニューアルストアは、中古物件の現地でリフォーム後の様子をVR体験できるサービスを提供しました。中古物件を見ただけではイメージのつかないリフォーム後の雰囲気も、その場にいるかのように疑似体験できます。
このコンテンツは現地内覧だけでなくWebサイト上でも公開し、セールス活動に活用しています。
▶︎▶︎引用:gamebiz
3-2.住環境ジャパン

出典:ReoLabo
マンション・戸建てのリノベーション事業を展開する住環境ジャパンは、運営サイト「ReoLabo」にてVRを活用したバーチャルツアーで事例を公開。
リフォーム後のリアルなイメージをVRで見学してもらうことで、そこに住む暮らしを想像してもらう狙いがあります。Webサイト上で公開されているほか、ショールームにはVRゴーグルが用意され、より臨場感のあるバーチャル体験ができます。
▶︎▶︎ReoLabo 360°バーチャル内見ツアーはこちら
3-3.大京グループ

出典:MoguraVR
大京グループでリフォーム事業を手がける株式会社大京リフォーム・デザインは、リフォームを検討しているお客様向けに「バーチャルリフォーム」のサービスを提供。
実際にお客様が住んでいる室内をベースに、リフォーム後のイメージをCGでリアルに作成し、VRゴーグルで確認してもらいます。
このサービスを通し、パース図面よりもリフォーム後の室内イメージがしやすくなるほか、プランナーや工務店がリフォームイメージを共通認識することもでき、品質管理の向上や業務効率化も期待されています。
4.まとめ
リフォームは住まいという空間の提案だからこそ、VRのような体験型コンテンツが有効活用できます。お客様向けの営業ツールだけでなく、社内の情報共有のツールとしても役立つので、一度作ることで様々な使い方ができる点も魅力です。
VRtipsを運営しているリプロネクストでは、不動産・住宅業界やリフォーム分野におけるVR活用について企画から開発までサポートしています。「こんなコンテンツは作れるだろうか」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。